新世代トレーナーの能見です!
今日はベルトってなあに?って先日聞かれたのでベルトについて書いてみたいと思います。
そしてタイトルマッチや王者決定戦など、その仕組みを詳しく書いてみました。
もしお時間があれば読んでいただければ幸いです。
キックボクシングのベルトというのはチャンピオンベルトのことになります。
その団体のその階級の一番強い人間がもらえる称号『チャンピオン』その証としてチャンピオンベルトがお腹に巻かれます。チャンピオンベルトのことを略してベルトと呼ぶのです。
チャンピオンになる為には『タイトルマッチ』という試合で王者に挑んで勝つ、もしくは王者がいない場合『王者決定戦』で勝たなければなりません。
各団体の強い人間を上からから順に11人格付けをします。
その一番上が王者(チャンピオン)です。
その下に1位〜10位まで10人のランカーと呼ばれる選手たちが存在します。
タイトルマッチというのは王者に挑戦者が挑む試合のことを指します。
そして挑戦者を決める試合は『挑戦者決定戦』と呼ばれます。
基本的には1位と2位というようにランキング順に挑戦者決定戦に出場する資格が与えられます。
1位や2位が怪我や何かしらの理由で出場できない場合、3位や4位が挑戦者決定戦を行う場合もあります。
王者は定期的に防衛戦という挑戦者の挑戦を受けなければなりません。
もしも王者が体重が落とせなくなったり、試合の日程が合わなかったり(理由は様々ですが)試合をできなかった場合、ベルトが剥奪されることもあります。
また引退するなどの場合でベルトを団体に返すことを『ベルト返上』と言います。
もしチャンピオンがいなくなった場合はそのチャンピオンの枠は空位となり、上位ランカーが優先で、『王者決定戦』がおこなわれます。
上位ランカー同士で空位の『王者決定戦』を行う場合は延長戦をしてでも、どちらかに勝ち負けをつけて王者を決めます。
しかし、王者は特別なのです。
『タイトルマッチ』で挑戦者が王者に挑む場合は基本的に延長はありません。
そしてもしも試合が引き分けなら王者はドロー防衛と言って、結果は引き分けですが王者はチャンピオンのままです。
ですから王者は特別だというわけです。
ランキングに入るにも、チャンピオンになるにも本当に努力をしなければなりません。
もしかしたら努力だけではダメで才能も必要なのかもしれません。
どうあれ、頂点を目指して本気で努力している人の姿はいつもかっこいいです!
選手達を是非もっと応援してあげてください。
私からの心からの願いです。
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