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キックボクサーが試合前に1週間で10キロ体重を落とす方法!

このページの総論

プロのキックボクサーは試合前に階級にもよりますが10キロ近い減量を1週間ですることが多々あります。

カロリーを減らす、運動を行う、体内の水分を抜くなど、とても危険な方法ですがそういった技術を使い試合前の計量に臨んでいます。その方法について公開します。

試合前からキツイ闘いは始まっているということですね。

先書き

こんにちは。

Kick Times キュレーターの能見です。

冬はやっぱり蓄えやすいですね・・・。

事務作業がかなり増えて知らぬ間に凄く太っていました。

本当に太り過ぎてやばいなぁと1週間で8キロのダイエットをしました。

ダイエットというかもはや減量です。

試合もしないのにこれだけ落とすのは正直めちゃくちゃきつかったです(汗)

とても危険なので一般の方は絶対に真似しないでくださいね。

今回はキックボクサーの試合前の原料について書いていこうと思います。

減量期間を決める

キックボクシングの選手は基本的に試合の前日、約24時間前に体重の計量をします。

そこから試合までの時間は体重を戻しても良い時間になります。

ということは、ゆっくり落とすと体重の回復もゆっくりになるので、10日から1週間ほどで10キロ前後の体重を落とす選手が多いです。

ただ24時間で体重を戻し過ぎてしまうと体が重くなったり内臓への負荷が大きくパフォーマンスダウンの可能性もあるので、戻し切るのはおすすめしません。

運動で体重を落としていく

選手なら減量期に入らなくても普段から運動はしていますよね。

ただ体重を減らすために運動量をあげること、試合前の追い込みで運動量をあげることはあります。

ひたすら燃焼させるために、延々と縄跳びを跳んだり、ロードワークをしたりもします。

練習量も極端に多くする選手もいるのではないでしょうか。

サウナスーツを着て体重や水分を落としたり姿も良く見かけますね。

カロリー制限

次にカロリー制限ですね。

減量初期にいきなりスパッと食べなくなると急激な低血糖、低血圧などで動けなることが多いです。

なので、食事はしますが、カロリーを制限して脂肪を減らします。

この辺りは普通のダイエットと同じですね。

次第に量も減らしていきます。

とにかくカロリーの高い脂質はひたすらカットするということが基本になると思います。

もちろんですが、ケーキや揚げ物なんて絶対ダメですよ。

 

この時期ならまだ浮腫み等の影響もあると思うのでカリウムの含むものを摂取して、塩分を控えると綺麗に体重が減ることがあります。ココナッツウォーターなんておすすめです。

食事制限

減量も中盤になるとほとんど食べられなくなります。

動くのに必要最低限の糖質や筋肉を維持するのに最低限必要なタンパク質を摂取するくらいです。

どのくらいというと、練習前におにぎり一つ。練習後にササミやゆで卵の白身だけ。

それで一日終わりというのも珍しくありません。

体重さえ落ちてなければ絶食なんてのも2、3日は割とあるんじゃないでしょうか。

飴玉1つやブドウ糖タブレット1つで、1日過ごした経験は筆者にもあります。

この時期になると食べただけでカロリーがどのくらいあるか体感でわかるので面白いですよ。

最後の仕上げの水抜き

減量末期になるとそれだけでは落ちないので水抜きをします。

計量の前日の晩や当日の朝に行うことが多いです。

本当に体に良くないので選手以外の方は絶対真似をしないでください。

人間の体内の70%は水分でできています。

それを減らしていくという作業ですね。

水を飲まないだけではなくて、水をサウナやお風呂、サウナスーツを着て縄跳びをしたりして落としていくという作業です。

頭はフラフラしますし、渇きで眠れません。

減量の一番辛い時ですね。

 

コツは、サウナに15分入って、5分出る。

10分入って5分出る。

これを落としたい体重まで無限に繰り返す。

これくらいでしょうか。誰もいない場所で行うと気絶して本当に死んでしまう可能性があるので極力人の目につくところでおこうようにしてください。

いえ、本当に体に良くないので選手以外の方は絶対真似をしないでください。

 

私の教え子には下記のようなホームサウナを使用している方もいます!

近くにサウナがない!や、遅くまでやっているサウナがないって方はおすすめですね。

でも上記にもあるように整えるとかちょっと水抜くくらいで使ってくださいね。

 

減量失敗

キャリアが浅い内にあるのが計量の失敗です。

心配で落としすぎてしまう選手もいますし、落とせない選手も稀に見かけます。

規定の体重を計量の定めた時間前でにクリアできないとそもそも試合をする権利すらありません。

その場合負けになるだけでなく、罰金がかされる事も多く、さらに同じ大会や他の大会にも出場しづらくなることもあります。

仮に計量を通過していても、短期間で無理しすぎてしまった減量では体力を大幅に失ってしまうこともあります。

また計量通過後に何日もろくに食べていない胃が収縮した状態でドカ喰いをしたり、油物を食べると気持ち悪くなってしまったり、消化不良をお越しパフォーマンスダウンしてしまうこともあります。

胃に優しいものから摂取し、ゆっくりとリカバーしてあげることがポイントです。

たまに本当に何も考えずに食べても綺麗に消化できる強い内臓の選手もいます。羨ましい限りです。

サプリメントの活用も

減量期間中はろくにものも食べられないし、最悪飲めないこともあります。

特に後半になってくれば100g食べるのも躊躇うのは当たり前です。

そんな時にも動かなきゃ汗も出ないし体重を減らすことはできません。

BCAA等の回復系アミノ酸を中心に、電解質不足による足などがつる症状を緩和したり、軽量直後の回復にもサプリメントは効果的です。

コストは多少かかってしまいますが、うまく使うことによって減量の負担をかなり削ってくれるのでおすすめですよ。

私はマイプロテインというブランドのサプリメントを愛用しております。

また減量用には燃焼のEVLution Nutrition リーンモードというサプリを使っております。

海外のブランドなので届くまでに少し時間はかかりますが、本当にコスパは抜群なのでおすすめです!

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ちなみに私は・・・。

今回こんな無理な減量は初めてしました(笑)

インスタで減量してるよ。って発表したら美味しいお食事のお誘いやケーキの差し入れなどいただきました。

いつもありがとう!

さすがにめちゃくちゃ辛くて、試合もないただの減量だったので弱音全開でした(汗)

 

私の現役時代は10キロ減量していましたが、試合の1ヶ月前には運動や節制で7キロ近く落としており、いつも後4キロという状態で練習していました。

この体重にしておく理由は試合と当日(計量が終わってリカバリーをした後)と同じ体重だからです。

試合と同じ体重でなるべく普段から練習をして、誤差をなくすという考え方です。

ですから試合当日に爆発的な体重回復等はしませんが普段からシャープな動きができるので私は色々試した結果この減量方法にしていました。

最後の2、3キロを2日くらいで水を抜いて終わりといった感じでした。

ただ、我慢する期間は長いのでストレスはかなりたまると思います。

若かったのもありますが、箸が落ちただけで叫んでいたような気がします・・・・。

あとがき

減量は本当に辛いものです。

精神的にも良くないので無理はしないでくださいね。

 

普通にダイエットしたい人は健康的に沢山の動いて、きちんと栄養バランスを考えた食事を少量取りましょう。

早寝早起きも良いですよ。

 

無理せず健康に人生を楽しむ。それが一番ですね。


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プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。
Hiroaki Nomi

プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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