(写真出展:E-Fightより)
こんにちは!キュレーターの能見です。
丸山編集長が女性向けの記事を書いているので私は逆にマニアックに攻めたいと思います!
ムエタイ出身者ならではの記事!
今日は首相撲について書いてみたいと思います。
首相撲とはムエタイの技術で、タイ語では「プラン」と言います。
上の写真のように相手を抑えた状態で、肘を打ったり、膝を打ったり、相手を転ばしたりとコントロールする技術になります。
日本では派手なKOが国民性か盛り上がりますが、タイではこの首相撲がとてもポイントが高く、この首相撲ができないとタイではほぼ勝つことができません。
最終的にお腹に膝を打ったり、顔に膝を打ったり、肘で切り裂いたりして相手を倒すのが目標です。
必要なものは肘うちと膝蹴りがあるので両方のパッドを用意しましょう!
上級者が相手でなければ金的も蹴られて当たってしまうのでファールカップは必須ですよ。
あと2つ必須なものがあります。
一つは強靭な肉体と、初めてやる方は本当にきつい練習なので負けない心が大事ですね。
文章では伝えづらいのですが、まず構えが大事です。
組む時に、相手の肘の内側に手をかけて、明日は肩幅より少し広く、少し背伸びして、膝を少しおります。
しっかり顎を引いておきましょう。
首相撲では基本的に相手の手より自分の手を内側に入れて、相手をコントロールします。
そうすることにより、バランスを崩したり、肘を防ぐことができます。
足も相手の足と自分の足で、四角を作るようにします。
(正方形、長方形、平行四辺形なんでも良いです。)
これは相手の足と足の間に自分の足が入ってしまうと簡単にバランス崩されて、転ばされたり、強い攻撃を受けてしまうからです。
手の取り合いや、足のステップを入れてもバランスを崩さなくなってきたら、次に膝を打ちましょう。
膝も廻して打つ膝や、まっすぐ刺す膝、押し込む膝などいろいろです。
バランス崩さずに打てるように練習をしましょう。
サンドバックで強い膝を打つのもオススメです。
膝も綺麗にバランスを崩さずに打てるようになってきたら、今度は相手のバランスを崩して膝を打つ練習です。
それもできるようになったら、相手を転ばす練習。
それもできるようになってきたら肘打ちを入れてみると良いでしょう。
一つずつ基礎から順に練習していくのがとても重要です。
最低試合と同じ時間は必ず毎日練習するのが良いでしょう。
最初はこれでも本当にきついと思うのですが、でもこれはあくまで最低です。
プロになれば10分や20分連続は当たり前です。
タイでは30分〜1時間は平気で練習をします。
センスもありますが、やった分は身についていきますので沢山練習しましょう。
基礎と練習方法動画を2019/8/10 UPしたので見てください!
実戦動画を2019/7/13 UPしたので見てください!
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もともとムエタイは戦場格闘技なので倒れてしまったら殺されてしまいます。
そんな意味合いもあって転んでしまうと大きく減点される場合があります。
相手からポイントを奪う手段としてこかしにもチャレンジしてみましょう。
簡単なのは相手の足の外側に足をさしてそこに引っ掛けてテコの原理を使って
倒す技です。
この時に注意しなければならいのは、ムエタイでは柔道の様に力で投げたり、相手に掛ける足が地面から離れていたりすると反則になってしまいます。
逆に多少離れていても反則を取られない場合もあります。
ではこんな時はどうやって反則か反則でないか決めるのでしょう?
答えは『テクニックがあってこかしたのか、力があってこかしたのか』
という点になります。
シンラパムエタイ、アートオブムエタイ、というくらいムエタイは芸術性にこだわっています。
見た目の美しさもなくてはならないのです。
簡単なものを動画でいくつかアップしたのでこちらも参考にしてください。
ナチュラルに首相撲をすれば、首の筋肉はとっても強くなりますが、されでもロックされて首を落とされて、顔面膝をもらってしまうということがないように日頃からテクニック同様に首も鍛えておきましょう!
首ブリッヂや、首ダンベルなどが有効的です。
首が強くなれば、パンチなどのダメージも殺しやすくなるので、鍛えておいて損はありません。
私も普段から下記の器具で首はしっかりと鍛えておりました。
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首相撲はバランスも筋力も(特に背筋や肩周り)鍛えられるとっても有効的な練習です。
本番の試合ではグローブをつけてパンチやキックを打ったりの間に首相撲が入ってきます。
見たり聞いたりしただけはこのキツさは絶対にわからないと思うのでチャレンジしてくださいね!
あとは首や肩周りを中心に必ずストレッチをしてあげましょう。
最初のうちはほぼ100%に近いぐらい、筋肉痛やムチウチになります(汗)
相手の方が上手でコントロールしてくれれば安全なので、とにかく最初は上手な方に習いながら練習することをお勧めします。
すみません。
書いてみて文章では全然伝わらないなと(笑)
とにかく慣れるまでは本当にきつい練習です。
なれてくると振り切って楽しくなってきます。
もし反響があれば動画をあげたり、写真さしたり、詳細書いてみたいと思います!
今日もありがとうございました♪
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