目次
このページの総論
・14オンスは片手で約397g、16オンスは約454g。違いは「重さ」と、それに伴うクッションの厚みです
・スパーリング(対人の実戦練習)で使うなら、ジムの指定が最優先です
・よくある目安は、体重が軽めの人は14オンス、標準〜大柄な男性で対人中心なら16オンスです
・ミットとサンドバッグだけなら、14・16より軽い10〜12オンスも候補です
まえがき
こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。
通販サイトでグローブを探すと、14オンスと16オンスが並んでいます。「たった2オンスの違いなら、大きいほうが安全そうだし16でいいかな」と思いますよね。でも、ここで決めてしまうと、あとで「重くて腕が上がらない」「ジムで別のものを指定された」となりがちです。
この記事では、14オンスと16オンスを「使う場面」「向いている人」「注意点」の3つで比べます。迷いやすい「そもそもオンスって何?」「買う前にジムへ確認すべき?」という疑問にもお答えします。
最後に「こういう人はこちら」と結論を出します。専門用語は、そのつど補足しますので安心してください。
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いちばん無難なのは、買う前にジムへ「スパーリングで使うグローブの指定はありますか?」と聞くことです。14オンスと16オンスのどちらが正解かは、体格よりも先に、通うジムのルールで決まることが多いからです。
指定がなければ、体重が軽め(目安として60kg前後まで)の人や女性は14オンスが選びやすいです。標準的〜大柄な男性で、対人練習が中心になるなら16オンスが目安になります。ただし、これは一般的な目安です。
ミット打ちとサンドバッグが中心で、スパーリングはまだ先という方は、14・16オンスにこだわらなくて大丈夫です。もう少し軽い10〜12オンスも、練習のしやすさでは有力な選択肢になります。
14オンスと16オンスの違いは「重さ」と「クッション」
まず基本です。オンス(oz)は、手の大きさではなくグローブの重さを表す単位です。1オンスは約28gなので、14オンスは約397g、16オンスは約454gになります。
この数字は、片方のグローブの重さです。両手にはめると、14オンスで約800g、16オンスで約900gです。片手で約57gの差でも、パンチを何十発も打ち続けると、肩や腕の疲れ方に差が出てきます。
重いグローブは、中の詰め物(パッド)が多く、クッションが厚い傾向があります。そのぶん、拳を守りやすく、相手に当たったときの衝撃もやわらげやすいです。16オンスはグローブ自体も大きく、ガードの面積が広いのも特徴です。
逆に、軽い14オンスは、16オンスより小さく薄く感じられます。パンチは出しやすい反面、同じ相手に当てたときの「あたりの強さ」は16オンスより感じやすくなります。
ひとつ注意があります。オンス表記と実際の重さが、製品によってずれることがあります。実測すると表記より軽かったという声もあり、とくに海外製の安価なものでは差が出ることもあるようです。数字は「目安」と考えておくと安心です。
使う場面で比べる:どこで使うグローブ?
次に、使う場面で比べます。キックボクシングは、グローブを使う練習が大きく4つあります。
・サンドバッグ・ミット打ち:14・16オンスのどちらも「重め」の部類です。軽快にコンビネーション(連続技)を打ちたい初心者には、やや重く感じやすいです。
・マスボクシング(当てない、またはごく軽く当てる実戦練習):14オンスの使用を認めるジムが多いと言われます。ここは、ジムのルールを確認してください。
・スパーリング:14〜16オンスを採用するジムが多いです。相手と自分を守るため、あえて大きなグローブを指定します。
・試合:14・16オンスは、基本的に練習用です。試合用のグローブは団体ごとの規定があるため、出場を考える段階で確認しましょう。
少し補足します。キックボクシングでは、パンチを打つだけでなく、相手のパンチやキックをガードする場面があります。大きいグローブはガードのときに頼りになります。ただ、グローブが大きいぶん、自分のパンチも遅れやすいです。
スパーリングをする予定がまだないなら、14や16オンスを急いで買う必要はありません。ジムでレンタルできる場合も多いです。まずは貸し出しで試し、本当に必要になってから買うのも立派な選び方です。
向いている人で比べる:14オンスと16オンス
では、どんな人にどちらが向いているでしょうか。目安を整理します。
14オンスが向いているのは、次のような人です。
・体重が軽めの男性(目安として60kg前後まで)や、女性
・16オンスだと大きすぎて、パンチを振り回す形になってしまう人
・マスボクシングや軽めの対人練習を、これから始めたい人
16オンスが向いているのは、次のような人です。
・標準的〜大柄な男性で、対人練習が中心になる人
・安全性を最優先にしたい人
・重さに慣れて、肩のスタミナもつけたい人
ここで大事なのは、これらは「よくある目安」で、最終的にはジムの指示と、練習相手との体格差で変わることです。体格や実力に差があるペアでは、ジムが相手に合わせて大きいグローブを指定する場合もあります。
また「手が大きいから16、小さいから14」という選び方はおすすめしません。手の入るスペースは多少変わりますが、基本は「練習の内容」と「体重」で選びます。手が大きい方は、メーカーによっては窮屈に感じることがあるので、できれば試着してください。
買う前に押さえたい注意点とチェックリスト
最後に、トレーナーとして「ここだけは見ておいてほしい」ポイントです。
1つ目は、ジムの規定とレンタルの有無です。レンタルが使えるのに、先に16オンスを買ってしまうと、結局バッグ用に別のグローブを買い足すことになりかねません。「スパー用は借りる、バッグ用は自分で買う」という分け方も十分ありです。
2つ目は、固定方法です。マジックテープ式と紐式があり、初心者にはマジックテープ式が扱いやすいです。紐式は一人で結びにくく、誰かに手伝ってもらう必要があります。
3つ目は、素材です。合皮(人工皮革)は価格が手ごろで手入れが楽、本革は耐久性が高く、使い込むほど手になじみやすい傾向があります。最初は数千円台からある合皮でも十分始められます。通う回数が増えたら、本革を検討するのが自然です。
4つ目は、重いグローブに「慣れるため」に、バッグ打ちまで16オンスにすることです。指導していて思いますが、重すぎるグローブでは肩が先に疲れ、フォームが崩れやすくなります。普段は打ちやすい重さで丁寧に打ち、スパーのときだけ指定のグローブにするほうが、練習の質を保ちやすいです。
もし打っていて拳や手首に痛みが続くときは、グローブの問題と決めつけず、無理せずに整形外科などの専門医に相談してください。
目的別のおすすめタイプ
14オンス・マジックテープ・合皮(最初の1組)
体重が軽め〜標準で、これから対人練習も少しずつやってみたい人に向くタイプです。16オンスほど大きくないので、扱いやすく、マスボクシングにも対応しているジムが多いです。
マジックテープ式なら一人で着けられます。合皮なら価格も抑えやすく、はじめの1組として選びやすいです。購入前に、ジムで指定がないか確認しましょう。
16オンス・スパーリング用
標準〜大柄な男性や、ジムが16オンスを指定している人向けのタイプです。クッションが厚く、ガード面積も広いので、対人練習での安全性を重視できます。
そのぶん重く、バッグ打ちには向きません。スパーリング専用と割り切って、普段の練習用とは分けて考えるのがおすすめです。大きいので、持ち運び用のバッグの大きさも確認してください。
12オンス前後(ミット・サンドバッグ中心)
14・16オンスだと重いと感じる人や、ミット打ちとサンドバッグが中心の人には、12オンス前後も選択肢です。重すぎず、クッションもそれなりにあるので、バランスのよい中間のタイプです。
ただし、ジムによってはスパー用にこのオンス数が使えないことがあります。対人練習をするようになったら、別にスパー用が必要になる可能性も頭に入れておきましょう。
14オンス・本革(長く使いたい人)
週に何度も通う人や、気に入った1組を長く使いたい人には、本革タイプも候補になります。耐久性が高く、使い込むほど手になじみやすいのが魅力です。
価格は合皮より高めになりやすく、革のお手入れも必要です。まずは合皮で練習の習慣をつくり、続きそうだと感じてから本革に進むのも、無理のない順番です。
あとがき
14オンスと16オンスの違いは、重さが約57g(片手)と小さく見えても、クッションの厚み、ガードの広さ、疲れやすさにしっかり表れます。
選び方の順番は、まずジムのルール、次に練習内容(スパーをするか)、最後に体重や手のフィット感です。迷ったら、ジムに聞き、指定がなければ14オンス。標準〜大柄な男性で対人中心なら16オンスが目安です。
そして、焦らずレンタルで試しながら、必要なものだけ買い足していけば大丈夫です。グローブは、あなたの拳と練習を支える相棒です。自分の練習スタイルに合う1組を、じっくり選んでくださいね。
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