目次
このページの総論
・子供用のオンス数は「低学年は4〜6オンス、高学年は8オンス」あたりが目安。ただし体重とジムの指示も確認
・安全面のチェックは「サミング防止」「マジックテープ式」「合皮(PUレザー)」の3つ
・遊び用のセットと、習い事で使う練習用は別物。通うなら練習用を選ぶ
・買う前に、ジムのレンタルや指定の有無を聞いておくと失敗しにくい
まえがき
こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。
お子さんがキックボクシングやボクシングに興味を持ったとき、保護者の方が最初に悩むのがグローブではないでしょうか。「オンスって何?」「大人用じゃダメなの?」「すぐ大きくなるから大きめを買うべき?」と、疑問が次々に出てきますよね。
ネットで調べると、サイズ表記が「4オンス」「6オンス」「S・M・L」とバラバラで、年齢の目安もサイトごとに少しずつ違います。迷って当然です。
この記事では、「手の大きさ」だけで選ぶと失敗しやすい理由や、安全面で見ておきたいポイント、おもちゃ用との違い、買う前に確認したいことを、トレーナー目線でお話しします。大人向けのオンスの話は別の記事にあるので、ここでは「お子さん専用」の視点に絞ります。
東京・麹町でキックボクシングを始めたい方へ
完全マンツーマンの「Personal Kick Studio N」で、体験レッスン(50分)を受けられます。麹町駅1番出口すぐ・手ぶらでOKです。
体験レッスンを見てみる結論:迷ったらこれ
一番無難なのは、お子さんの体重と学年に合ったキッズ用で、サミング防止付き・マジックテープ式・合皮のオンスグローブです。オンス数は、低学年くらいまでなら4〜6オンス、高学年なら8オンスあたりから考えてみてください。
合皮のキッズ用なら、数千円台から探せます。ただし、成長や習い事の方針で正解が変わることもあります。通うジムが決まっているなら、購入前にひと言聞いておくのが一番確実です。
オンスの目安は「年齢」より「体重と用途」
まず「オンス(oz)」は、グローブの重さの単位です。1オンスは約28gなので、6オンスなら片手170g前後、8オンスなら220g台のイメージです。数字が大きいほど、重くて大きなグローブになります。
目安としては、未就学児から小学校低学年は4オンスか6オンス、小学校高学年になってパンチ力がついてきたら8オンスへ移行という解説があります。一方で、小学生には8〜10オンス程度が適しているとする解説もあります。
つまり、答えはひとつではありません。お子さんの体格や、何に使うかで変わるからです。
手が大きいから重いオンス、手が小さいから軽いオンス、という選び方は初心者がよくやりがちな間違いとも言われています。基本は用途と体重で決めます。
年齢と体重の目安では、6オンスは5歳〜8歳、体重30kg以下がベストとする解説があります。小学3年生以上、または体重30kg以上なら、6オンスだとすぐきつくなるので8オンスを検討という見方もあります。あくまで目安なので、同じ学年でも、体重と練習内容で決めるのが基本です。
もうひとつ、意外と知られていないのが「同じオンスでも中の広さはメーカーで違う」ことです。8オンスは他社だとキッズ用として使われることが多いのに、内部容積が広く大人でも合うモデルがあるという紹介もあります。表記だけで判断せず、対象年齢・サイズ表を必ず見てください。
安全面で見る3つのチェックポイント
子供用は、見た目やキャラクターで選びたくなりますよね。もちろん好きなデザインはやる気につながるので大切ですが、先に次の3つを確認してください。
1. サミング防止がついているか
サミングとは、親指で目を突いてしまう反則の一種です。子供は動きが読みにくく、パンチを出すときに指が開きやすいものです。
親指部分が本体とベルトで縫い付けられているタイプを選び、親指が離れてプラプラしているタイプは避けるという考え方があります。トレーナーとしても、親指が本体とつながったサミング防止タイプを選ぶのが安心だと思います。
2. 一人で着け外しできる留め具か
おすすめは、手首をマジックテープで留める「ベルクロ式」です。子供一人でも着脱でき、手首の太さに合わせて締め具合も調整できるのが利点です。
紐タイプはプロの試合でも使われますが、一人で結ぶのは難しいとされています。ゴムバンド式は簡単ですが、長く使うとゴムが緩んでくる点がデメリットです。練習中に自分で直せるかどうかも、大事な基準です。
3. 素材は合皮(PUレザー)が現実的
本革は耐久性が高く手になじみやすい反面、価格がやや高め。合成皮革は手ごろで手入れも簡単とされています。お子さんはすぐ手が大きくなるので、買い替え前提なら合皮で十分だと思います。
おもちゃセット・パンチンググローブ・オンスグローブの違い
通販で「子供用ボクシンググローブ」と検索すると、似た名前の商品がたくさん出てきます。大きく分けると次の3種類です。
・オンスグローブ(クッションがしっかりした、本格的なタイプ)
・パンチンググローブ(薄手で親指が出るタイプ)
・遊び向けのグローブ・ミット親子セット
パンチンググローブは、ミットやサンドバッグを叩くときに使う、作りが簡易的なものが多く、親指が外に出るのが特徴です。軽くて持ち運びも楽ですが、クッションが薄く、拳や手首の保護とサミング防止の面から、顔面パンチありの練習には不向きとされています。
ここは意見が分かれるところです。「小学生ならパンチンググローブで十分」という声もあれば、親指カットの簡易タイプは本格的な練習に向かないので、手首を固定できるベルクロ式のオンスグローブを選ぶという解説もあります。実際には、パンチンググローブを案内するジムもあります。だからこそ、通うジムの方針を先に確認してください。
遊び向けのセットは、家で親子で体を動かすには手軽です。ただ、習い事の練習でそのまま使えるとは限りません。ジムで使うなら「練習用」「対象年齢」「サイズ表」が書かれたものを選ぶと間違いが少なくなります。
また、6オンスのような小さめのグローブは内部が狭めです。大人用の長いバンテージを巻くと手が入らなくなることがあり、子供用は簡易バンテージ(手袋型)や軍手が一般的と紹介されています。インナーグローブについては、別の記事で詳しく書いています。
買う前に確認したいこと、成長とお手入れ
ここからは、上位の記事ではあまり触れられない、トレーナー目線の話です。
まず、ジムに通う場合は購入前に確認を。ジムによっては対応する重さが決まっていることがあると言われますし、スパーリング用グローブはジムごとに規則が違うとも言われます。そもそも多くのジムでは初心者向けのグローブをレンタルできるので、最初はレンタルで試すのも手です。
次に、よくある「大きめを買って長く使う」作戦。これはおすすめしません。グローブが重すぎたり大きすぎたりすると、手首がぐらつき、疲れてガードも下がりがちです。重いと疲れてガードが下がり、手打ちになりやすいという指摘もあります。成長したら買い替える前提で、「今ちょうどいい」サイズを選んでください。
そして対人練習の話です。6オンスなどの小さなグローブについて、ミット打ち専用と割り切り、スパーリングには使わないという考え方が紹介されています。キッズ用の小さなグローブは、基本的にミット打ち・サンドバッグ用と考えてください。対人練習があるかどうか、あるならどのグローブを使うかは、必ずジムの指示に従いましょう。
最後にお手入れです。練習後は汗で湿るので、バッグに入れっぱなしにせず、風通しのよい日陰で乾かす習慣をつけましょう。直射日光や高温になる車内は、素材が傷む原因になるので避けた方が安心です。この習慣は、においの予防にもつながります。
もし練習後に手首や拳の痛みが続く場合は、グローブのサイズや使い方だけで判断せず、整形外科などの専門医に相談してください。
あとがき
お子さんのグローブ選びは、最初が一番迷います。でも、見るべきポイントは意外とシンプルです。
目安は、低学年なら4〜6オンス、高学年なら8オンス。そこに体重と練習内容を重ね合わせます。そして、サミング防止・マジックテープ式・合皮の3点を確認します。
遊び用のセットと習い事用は別物なので、ジムに通うなら練習用を選んでください。迷ったら、まずジムのレンタルや指示を確認してみましょう。それが一番の近道です。
お子さんが気持ちよく体を動かせる1組に出会えますように。
最新記事 by Hiroaki Nomi (全て見る)
- ボクシンググローブ子供の選び方!何オンスが正解か超初心者向けに解説 - 2026年10月30日
- パーリングのやり方を初心者向けに解説!キックボクシングで使える防御の基本 - 2026年10月29日
- キックボクシング自宅練習の道具は何から買う?超初心者向けの選び方ガイド - 2026年10月29日






