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元プロムエタイ選手のNomiです。
今日は格闘家の食事事情について書いてみようかと思います。
キックボクサーは普段何を食べて、減量期に一気に体重を落とします。
何を食べてるか気になりませんか?
そして、試合の24時間前に計量をした後に試合までのリカバリータイムがあります。
それをどう使っているのかを書いてみました。
もしお時間あればご一読よろしくお願いします!
格闘家の多くの方は試合前に減量をします。
それは減量をすることにより筋肉の断面積を増やし、より大きな体で有利に闘いたい。ということからきています。
10キロ近くの減量をする選手が多く、食事を減らし、食事をやめ、体内の水分を抜くなんてことも珍しいものではありません。
試合が決まるとおよそ試合の24時間前にある体重の計量に備えて食生活を変えていきます。
では実際にどんな食生活をしているのでしょうか?
案外何も気にしない?
中には普段からかなり節制をしている選手もいらっしゃいますが、試合がない時は私の知る限り、割と普段お酒を飲まれる選手の方もいますし、揚げ物だとか気にせず食べている方が多いです。
ハードなトレーニングを普段からしますので好きなだけ食べるという方もよく見かけますね。
ただ、ストイックで管理している方は揚げ物だとかマヨネーズをやめたり、お酒を控えたり、カロリーコントロールをされたりという方もいらっしゃいます。
特に筋繊維を修復するタンパク質を多めにとるように心がけているのではないでしょうか。
私はなるべく練習前は炭水化物を摂取すると動きやすいので摂取をして、練習後にはタンパク質で筋力の回復に務めていました。
試合が決まり大体試合の1ヶ月前か3週間前から減量を始める選手が多いと思います。
中には1週間とか3日で落とす。という選手もいますが、体への負担はそれだけ大きいですね。
減量を始めて1〜2週間、初期の頃はカロリーを気にします。
より脂分が少なく、炭水化物やタンパク質を多く含むものを選び、試合への追い込みトレーニングに必要なエネルギーだけを選びます。
鳥のささみや、ゆで卵の白身、豆腐などはタンパク質が多く、脂分がほとんどないので格闘家から愛されています。
格闘家はカロリーについてかなり詳しいと思います。
それは減量をしなければならないので、きちんとした格闘家であればだいたいどんなカロリーにどのくらいのカロリーがあるかわかると思います。
計量1週間前くらいともあれば体重をとにかく気にします。
質量の問題にもなってきますね。
ご飯一口、サラダ一口、お肉一口、というレベルの時期にもなってくるでしょう。
とにかく体重計に乗り、少しでも落としたいと思う時期です。
この時期になると自分の身体が何が足りないか、運動後などにわかってきます。
例えば動かす燃料であるグリコーゲンを作る炭水化物が足りなかったり、筋力的な弱さをカバーしたくてタンパク質が欲しくなったりと、欠落すると身体が素直に求めるのが人体の面白いところだと私は感じます。
減量の仕方は人によりけりですが、中には計量の3日前くらいから固形物は取らない方もいらっしゃいます。
食べてもバナナを半分だとか、おにぎりを一口という方も珍しくはありません。
前日には水分もやめ、お風呂やサウナで汗を出す、水抜きと言われる行為をします。
※とても危険なので皆様は絶対に真似をしないようにお願いします!
こうして試合前日の体重を測る計量に臨みます。
水抜きは時間が短い方が安全なので当日に行う方も沢山いらっしゃいます。
実際に体重を落としてみました。
私はもう既に引退もしていて、試合もないのですが、ちょっと太ったので減量期の要領で1週間で8キロを落としてみました。
現役時代より運動量が少ないため、運動より食事制限や水抜きで落としています。
トレーナーの仕事をしながらだったのでかなり過酷でした。
後半きつすぎてうまく動画を編集できませんでしたが、よろしければ参考にしてください。
動画は減量1日目ですが、Youtubeで1週間分+リバウンドが上がっています。
Youtubeチャンネルはこちらから、チャンネル登録もぜひお願いします。
めでたく計量をパスできれば、晴れてお待ちかねの食事の時間です。
ただここを侮ってはなりません!
これまで1週間前からまともな食事などほとんどしてこなかったのです。
「やっと解放された、ケーキだ!わーい!」
などと、脂物を食べてしまえば当然のように胃が崩壊します。
ここで大切なのは一番最初に摂取するものそれは絶対に水分です。
実際に水抜きを行なったことがある方なら空腹など忘れて乾きが一番にくるはずなので、わかると思います。
人体を生成する70%が水分なのです。
まずはOS1やポカリなどをゆっくりと摂取するのがオススメです。
ポイントは飲み物も食べ物もとにかくゆっくり摂取すること。そうすることで体に負担をかけずにしっかり染み込んでくれます。
それが終われば、おかゆや、うどん、ゼリー状のモノなど胃に優しいものから摂取するのがいいでしょう。
お肉や好きなものを食べるのはその後です。
食べ過ぎて試合の日に胃もたれが凄いっていうのは格闘家あるあるですが、こうして翌日の試合を迎えるのです。
試合に勝った、負けた等の色々な心理はあると思いますが、これで食の規制は解放されましたね。
1週間は好きなものを食べてやろうとか、シュークリーム100個食べるぞ!とか私もよく思いました。
ただ、私は内臓が強くないので大していつも食べられませんでしたが(笑)
こうして、[1.普段の食事について]に戻るを、引退するまでの繰り返すのが格闘家の食生活の実態です。
読んでいただいてわかったかもしれませんが、消化器の強さはかなり戦う強さにも影響するのではないでしょうか。
知らない方は何も考えずに野蛮な競技者と思われるかもしれませんが、格闘技選手はとても色々なことを考えて試合に臨んでいます。
知識も強さにリンクしますね。
ちなみに能見は減量期は下記のプロテインに助けられています。
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ここまでお付合いくださいましてありがとうございました!
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