目次
このページの総論
・基本は「1ラウンド3分×3ラウンド」。まずはこれだけ覚えれば観戦は楽しめます
・判定は「10点法」。ダウンの有無を見るだけでも優劣が分かってきます
・技の「音」と、受けた選手の「反応」に注目すると迫力が何倍にもなります
・団体ごとにルールが違うので、行く前に公式サイトで確認すると安心です
まえがき
こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。
「友達に誘われたけど、ルールが全然分からない」「見に行って置いてきぼりになったらどうしよう」。キックボクシングの観戦を前に、そんな不安を感じていませんか?
大丈夫です。難しい知識がなくても、ポイントを3つ4つ押さえておけば、初めてでも十分に楽しめます。
この記事では、試合の流れ、採点の見方、見どころの技、そして当日の楽しみ方まで、超初心者の方向けにやさしくお話しします。
まず知っておきたい試合の基本の流れ
観戦で最初に覚えておきたいのは、試合時間です。
キックボクシングの試合は、「3分3ラウンド」か「3分5ラウンド」が基本です。ラウンドの間には、インターバル(休憩)が1分入ります。
つまり、1試合は10分ちょっとから、長くても20分ほどで終わります。映画よりずっと短いので、集中して見やすいのが魅力です。
RIZINのキックボクシングルールを例にすると、3ラウンド戦ってKOやTKOで決着しなければ、10点法による判定になります。
KOは相手を倒して立てなくさせること、TKOはレフェリーが「これ以上は危険」と判断して止めることです。
試合の終わり方は「KO・TKO」か「判定」の2パターンだけと覚えておけば、迷子になりません。
採点が分かると「今どっちが勝ってる?」が見えてくる
判定になったとき、「えっ、そっちが勝ちなの?」と戸惑う方は多いです。そこで、採点の考え方をざっくりご紹介します。
採点は、1ラウンドごとに行われます。1ラウンド10点満点の減点方式で、3ラウンドなら両選手が30点ずつ持った状態からスタートするイメージです。
優勢だった選手が10点、劣勢だった選手が9点、というのが基本の形です。大きく攻められたり、ダウン(攻撃を受けて足の裏以外が床につくこと)があったりすると、さらに点差が開きます。RIZINのルール説明では、ダウンはマイナス2点、優位に攻められるとマイナス1点とされています。
また、ラウンドごとの評価の目安として、次のような項目がよく挙げられます。
・ダウン(倒したか)
・ダメージ(効かせたか)
・クリーンヒット(防御されずに当てたか)
・アグレッシブさ(積極的に攻めたか)
細かい基準は団体ごとに少しずつ違いますが、「倒した、効かせた、きれいに当てた、前に出た」の順で見ると、初心者でもジャッジの気持ちが分かりやすくなります。
初心者でも見どころが分かる技のチェックポイント
試合中は動きが速くて、何が起きたか分からないこともありますよね。そんなときは、次のポイントを意識してみてください。
一つ目は「音」です。ミドルキックやローキックがヒットすると、会場に「パァン!」という大きな音が響きます。音が大きいほど体重が乗っている証拠で、見ていてスカッとします。
二つ目は「受けた選手の反応」です。蹴りを受けて顔をしかめたり、脚を引きずったりしていれば、ダメージが入っているサインです。
三つ目は「距離の取り合い」です。パンチが届く距離、蹴りが届く距離、膝が届く距離は、それぞれ違います。選手が出たり下がったりしているのは、自分の得意な距離を作る駆け引きをしているのです。
ジムで指導していると、初心者の方ほど「パンチの派手さ」に目が行きがちです。でも、実はミドルキックやローキックの積み重ねが、後半のラウンドで効いてくることがよくあります。
序盤は地味に見えても、足への攻撃がじわじわ効いて、後半で試合が動くこともあります。ぜひ最後まで目を離さずに見てみてください。
キックボクシングとムエタイ、見え方の違いを知ろう
大会によっては、ムエタイのルールで行われる試合もあります。同じ打撃格闘技ですが、見え方が少し違います。
たとえばRISEのルールでは、パンチ、キック、ヒザ蹴りのみが有効で、ヒジ攻撃や首相撲は全面禁止とされています。首相撲(くびずもう)とは、相手の首を抱えて組みつく体勢のことです。
一方、ムエタイは1ラウンド3分、計5ラウンドでの試合が通常とされ、パンチ、キック、肘打ち、膝蹴り、首相撲が認められています。
・キックボクシング系:パンチとキック中心で、ラウンド数は3Rが多い
・ムエタイ系:肘や首相撲があり、5ラウンドで組み立てる試合が多い
ムエタイはじっくり探り合う序盤から、後半に向けて徐々に展開が動いていく試合が多いです。「前半は静かだな」と感じても、心配はいりません。
ただし、ルールは大会や団体によって異なります。観戦前に、その大会の公式サイトでルールを確認しておくと安心です。
会場でも配信でも!もっと楽しむための準備とマナー
最後に、観戦を楽しむための小さなコツをお伝えします。
まず、「推し選手」を一人決めてみましょう。出場選手の公式プロフィールや、試合前のインタビュー動画を見て、気になる選手を探します。応援する人がいるだけで、一気に試合が自分ごとになります。
次に、メインイベントだけでなく、前半の試合にも目を向けてみてください。若手や新人の試合は、勢いのある打ち合いが見られることも多いです。
会場に行く場合は、次の点に気をつけましょう。
・開演時間と入場口を、事前にチケットや公式サイトで確認する
・飲み物や撮影などのルールは、大会ごとに違うので案内に従う
・試合中は選手の集中を妨げないよう、フラッシュ撮影などは控える
・好プレーには、拍手や歓声で気持ちよく応援する
自宅で配信を見るのも、立派な楽しみ方です。何度でも見返せるので、「今の蹴り、どうやって当てたんだろう?」と気になった場面をじっくり確認できます。
あとがき
キックボクシング観戦を楽しむコツをまとめます。
・試合は3分3ラウンド(または5ラウンド)で、決着はKO・TKOか判定
・採点は10点法。ダウンやダメージ、クリーンヒットに注目する
・蹴りの音や、受けた選手の反応で試合の流れが読める
・ルールは団体ごとに違うので、事前確認が大切
最初から全部を理解しようとしなくて大丈夫です。まずは「推し選手を見つけて、その人の試合を最後まで見る」ことから始めてみてください。
観戦して「自分もやってみたい!」と感じたら、それはキックボクシングの世界への第一歩です。ぜひ、会場や配信で熱い試合を楽しんでくださいね!
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