このページの総論
アマチュア大会で勝つ為にはルールを知り、当てられる技術を持ち、攻撃をもらわないデフェンス力を鍛え、緊張をしない為に試合の模擬練習をすることが重要です。現在のアマチュアキックボクシングはレベルが高いです。これでも確実ではありません。沢山練習し方向感があっている努力をすることが一番大切です。
詳細は下記を読んでくださいね!
先書き
こんにちは!キックタイムズのキュレーター能見です。
コロナウイルスによるマスク着用でお盆あたりから酸欠を起こしずっと震えておりました。
少し涼しくなってきて、やっとちょっとずつ落ち着いてまいりました。
これからまたちょっとずつ更新していきたと思っていますので、読んでいただければ幸いです。
最近はありがたいことにYotubeの方に沢山コメントをいただけるようになってきました。
その中でも30〜40代くらいの男性の方からのコメントが多く、上達のシリーズとアマチュア選手関係の動画が好評なので、今回は『キックボクシングのアマチュア大会で勝つ方法!』について書いてみたいと思います。
誰でもキックボクシングで試合に出るなら勝ちたい!と思いますよね。
しかしながら本当に現在のアマチュアキックボクシングはレベルが高いので努力なくして勝つことはできないのでそれを念頭に置いて読んでいただければ幸いです。
アマチュア試合の採点方法
基本的にアマチュアキックボクシングのルールは2分2ラウンドや1分30秒2ラウンドというものが多いです。
トーナメントなどですと3分1ラウンドなどもあります。
アマチュアタイトルマッチは2分3ラウンドという場合もあります。
ここで大事なのはアマチュアはプロと違いタイトルマッチ以外の場合はジャッジがジャッジペーパーではなく、手旗で判定をするということ。
これの何が大事かと言いますと、プロの場合ジャッジペーパーに記載するので1ラウンド10点満点の減点制で行われるのですが、手旗になると2ラウンド通算の見方になりやすいということです。
仮に1ラウンドが劣勢でも2ラウンドに大きくリードすれば、19-19などにはなりにくく、明確に最終で差を付ければ勝ちとなりやすいのです。
特に人間なので後で起こった出来事の方が印象に残りやすいです。
後半で明確な差をつけるということが勝ちにつながる第一歩と言えるでしょう。
プロでも言えることですがスタミナ・ペース配分や印象付けるうまさ。
そのあたりの強化も必要かと思います。
必殺技を身につけよう!
必殺技というと必ずダウンを取ったりKOできる技と考えてしまうかもしれませんが、そうではなくて、どの相手と闘ってもも必ずヒットさせらるような技が大切です。
そもそもアマチュアはグローブが大きく、ヘッドギアもあり脛当ても着けています。
その中で、一撃でドーンとダウンを奪うのは余程タイミングが噛み合わない限り不可能に近いです。
そんな中での必殺技は相手にディフェンスされない、反応が追いつかない技を指します。
そんな技が1つでもあれば展開はとても有利になります。
ダウンが取りづらい以上、判定ではダメージとクリーンヒットが重要になります。
確実に当てられる技=クリーンヒット。
クリーンヒットが重なればダメージになります。
アマチュアの相手なら誰にでも当てられる!何ならプロにでもこの技は当てられる!!
そんな自信のある技を最低1つは身につけてくださいね。
アマチュアで勝つ為にはディフェンス強化!
もちろん上記のことを意識しつつ、技術的なことも書いていこうと思います。
アマチュアで良く差がつきやすいのは、パンチの連打やコンビネーション、蹴りをディフェンスできているかというところになっているのを感じます。
自身が綺麗にコンビネーションを打ったり、連打をしたりはもちろんですが、ディフェンの精度が低い選手が負けてしまうのは当たり前ですね。
プロのように冷静にフェイントを使ったり、力任せに大振りにならずコンパクトに打てればもちろん良いのですが、緊張感のあるリングの中でキャリアの少ないアマチュア選手がそれをコントロールするのはなかなか難しいものです。
そんななかで大振りのパンチをもらったり、フェイントのない単純な攻撃をもらってしまえば優劣がつきやすくなります。
そういった意味で攻撃はもちろんですが、ディフェンス力が命運を分ける指標の一つになるのはいうまでもありません。
怪我さえしなければ練習もできますが、怪我をしてしまってはお仕事もできなくなってしまいますね。
まずは自分が怪我をしないディフェンス力を手に入れましょう。
メンタルも大切!
アマチュア選手にありがちなのですが、ジムではめちゃくちゃ強いのに試合になると勝てない。
そんな選手もいらっしゃいます。
これは緊張感に負けていることが多いと言えるでしょう。
だったらこの緊張感をどうするかが大切になります。
緊張などを克服するにはその舞台を沢山経験すれば良い。
大体のアマチュア選手はガチのスパーリングが痛いから嫌だと言って怖がってやりたいくないというのを良く聞きます。
では何故試合がしたいのでしょうか?私には疑問で仕方ありません。
試合の舞台を克服したいなら沢山試合に出場するか、それに近い環境のスパーリングをおこなうしかありません。
スパーリングをする場合、選手2人だけで行ってはそれはスパーリングの練習なのです。
試合の克服をして欲しいなら他の周りの人に観客になってもらってプレッシャーを負うことが大切です。
判定ができる方にジャッジをしてもらって勝ち負けをつけることが大切です。
その結果とトレーナーさんのアドバイスを受け入れることが大切です。
周りの協力していただくのも力のうちです。1人で行う競技ではないので仲間と協力しましょう!
プロになるには
プロになりたい!という漠然とした夢がある方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら現代の日本キックボクシングのレベルはかなり高いと言えます。
特にジュニアからキックボクシング初めて大人になっていった選手達の強さは目を見張るものがあります。
アマチュアで上記のことがきちんとできてやっとプロになれるというレベルだと思います。
厳しいようですが、プロというのはお仕事です。
その技術を観にチケットを買って試合を観に来てくださるお客様がいるのです。
私はしっかり下積みをして、皆様がプロで活躍するのを楽しみにしています!
練習と努力は裏切りませんよ!
後書き
試合は恐いからいいや!痛いからいいや!という方も、一度だけガチのスパーリングを体験してもらえたら嬉しいです。
アドレナリン中毒になること間違えなし(笑)
私はジムのプロ選手第1号だったので、ガチンコのスパーリングをしたくてもジムの周りの会員様がやりたがらなくていつも相手会長様しか相手をしてくれなかったので対戦相手に困っておりました。
今はキックボクシング人口が広がっていて、どこのジムも選手の方も多くいらっしゃると思います。
きっかけはダイエットや趣味作りだったかもしれませんがそこから選手になられる方も沢山いらっしゃいます。
相手がいるのであれば沢山スパーリングをこなし、せっかくなので強い選手になっていただければ嬉しく思います。
今の時代が羨ましいです!
私はどこのジムの誰だから好きとかはなく、単純に技術や気持ち、フィジカルなどを試合でみて良く感銘を受けます。
読んでくれているあなたがいつか試合をするのを観て感銘を覚えることがあればそれはとても幸せなことです。
日々の練習頑張ってくださいね!
関連動画など
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