この記事の総論
キックボクシングで闘う上で狙うべき急所を解説しました。
顔の顎先、こめかみ。お腹のみぞおち、レバー。足は大腿部外側部。
そして自身の硬い鍛えた部位を打ち込むことで相手にダメージを与え、倒すことができます。
詳細は下を読んでくださいね!
先書き
こんにちは〜♫キュレーターの能見です。
皆さんは練習をしている時にどこを狙っていますか?
的確に急所を狙えていますでしょうか。
どこを打っても人間なので、もちろん痛いですが急所を狙うことで効率良く倒すことができます。
KOを産むんにはちゃんと急所を効かすということが大切ですね。
ということで今日は人体の急所について解説していこうと思います。
顔面の急所について
顔には二箇所の急所があります。
顎とこめかみです。
顎は撃ち抜くことで顔を揺らし、その振動を脳に伝えて相手を倒すことができます。
こめかみ(テンプル)はフックなどで直接脳に振動を伝えます。
おでこなどは打っても脳に振動を伝えにくいですし、硬いので拳を壊してしまうこともあるので注意してください。
鼻なども打たれれば痛いですが、意識を刈り取るような威力には繋がりません。骨折させることができれば鼻血でドクターストップを誘うこともできますが、それならば一撃で意識を奪える、こめかみや顎を優先的に狙うのが効率が良いです。
あくまで目や鼻は顎やこめかみを狙った時に当たったという感じです。
やはり大事なのは狙うということです。
そしてパンチではきちんと中指と人差し指の付け根の硬いげんこつ(ナックル)をぶつけることが大切です。
その他の手の骨が当たれば硬さがないので、骨折したり捻挫を打った側がしやすくもなりますし、威力も出しづらいです。
蹴りでは足の甲の部分ではなくて、脛の部分をぶつけるように意識をしましょう!
甲の部分で蹴って、カットされてしまうと骨が薄いので骨折することもありますのでしっかり普段から脛で蹴ることを意識しましょう。
お腹の急所について!
お腹の急所も二箇所です。
レバー(肝臓)とみぞおち(心臓下部)を狙いましょう。
レバーは自身の右側にしかありません。胸の下部からくびれのあたりまでにかけて肋骨で守られています。
なので左パンチや蹴りで狙うのが定石になります。
強く打たれると痺れるような感覚になり、本当に効かせられると立てなくなります。
お酒が好きな人は肝臓が肥大するので効きやすいと言われています。
他にはエネルギーの源になるグリコーゲンを生成する場所でもあるので、格闘家の方は禁酒する方が多いです。
なるべくなら飲まないことをお勧めします。
みぞおちは胸の中心部の下、肋骨の切れ目あたりに位置します。
みぞおちを強打されると呼吸が止まり、急激に苦しくなります。
指で押して場所を確認してみましょう。
よくボディ打ちで腹筋の硬いした方を叩いている方がいますが、お腹に関しては大切なのは威力よりも正確な位置な把握だと私は思っています。
顔の急所と違って見えていないので、どれくらい人体を触ったかが重要になります。
練習仲間や自身の体でしっかりとチェックしておきましょう。
こちらもパンチならやはりナックル。キックなら脛、前蹴りなら指先や母指球部分。膝ならお皿の尖った部分を突き刺すのが大切です。
足の急所について!
足の急所は大腿部(太もも)の外側にあります。
内股には急所がありません。
大腿部外側の膝上から中腹にかけて、拳でコツコツ叩くとわかりやすいですね。
ローキックで同じところをしつこく狙えると良いですね。
一撃が強いよりも弱くても同じところを正確に狙える技術がダメージに繋がります。
こちらもやはり、甲ではなく脛で狙ってとらえる練習が大切です。
首相撲で組んだ瞬間に膝を入れたり、組んだままローキックを蹴るテクニックなどもあります。
カットされないことでダメージを与えられるので、しっかり相手のガードを外して当てる練習を普段から取り入れて相手にダメージを与えられるようにしましょう。
急所を効かすコツって!?
いくら的確に急所を打っても効かせられない、全然KOができない。
そんな方いらっしゃると思うのです。
効かせるにはコツがあります。
1.しっかりと硬い部分をぶつけることが大切。
上記でも書いて来たように、顔に当たらればどこでもいいと言うわけでなく、急所に自身の硬い部分をぶつけることがとても大切なのです。
威力=速さ×重さ×硬さなので、硬い部分をぶつける練習も普段からしましょう!
2.的確に同じ箇所を打つ技術を持つことが大切。
みぞおちは5mmずれていたら私は効かないと思います。
人間なので動く相手ではありますが、的確に寸分の狂いなく同じところを打つ練習をしましょう!
足でも顔でもそれは同じことです。精密マシーンのような正確さが大切なのです。
3.角度もとても大切です。
どの角度で脛や拳が当たったのかもとても大切です。
基本的には重力が乗るように上から落としつける方が重さが出て効きやすいです。
コツもありますが、ここに書くには難しいので、自身の体で体感してみるのが一番オススメです!
この角度だとこんなに効くんだ!みたいに感じられればそれは自身にとって武器になりますよね!
4.相手に気がつかれないことが最も大切!
何故攻撃が効くと思いますか?
顔へのパンチでも、腹でも足でも、一番効く理由があります。
それは攻撃が見えていない時にもらうこと。
顔も見えていれば覚悟できて首に力を入れれますし、足やお腹は力を入れて筋肉を固めることができます。
つまり人間は攻撃が見えていなくて緩んだ状態の時が一番ダメージを負うのです。
逆に自分がそのタイミングで打てたら。
とっても強い武器になりますよね!KO率が多い一流のファイターはその固められないタイミングをそれぞれの得意武器で持っています。その感覚を普段のスパーリングから身に付けるのが倒すには一番重要ですね!
急所でしか倒せない
金的などの反則部位を除くと基本的にきちんと鍛えている試合経験の豊富なファイターであれば、急所以外でKOをするというのはほとんどありません。
肘打ちでカット等は別ですが。
逆に急所に当てても倒せないことも沢山ありますが、人間は急所を打たれることで確実にダメージを負います。
パンチでもキックでもしつこく色々な技で、同じ箇所にダメージを蓄積させるテクニックが大切ですね。
相手から見えていなければより大ダメージを与えることもできます。
動画でも解説しました!
どこ狙うか文字で書いてもわかりにくいと思うので動画でも解説してみました。
効かすコツなども解説しておりますのでぜひ参考にしてもらえたらと思います!
あとがき
もちろんわかってる方もたくさんいるでしょうが、強打者なのに倒せないなんて方いませんか?
理由があります。
解剖学は格闘技は切っても切れない関係にありますから人体については学んでおいて損はないですね。
私も常々勉強しています。
それではまた!
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