この記事の総論
コンビネーションには打ちやすいものとそうでないものがあります。
パンチからキックの対角線のコンビネーションをヨーロピアンコンビネーションと言って一般的によく使われています。
この技術を反復練習することで得られるメリットとデメリットを解説していきます。
前書き
皆様お変わりありませんでしょうか?
キックタイムズ・キュレーターの能見です。
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今回はキックボクシングのコンビネーションが気になるようなのでキックボクシングのコンビネーションと言えば、ヨーロピアンコンビネーション!について書いてみたいと思います。
またお付き合いよろしくお願いします!
ヨーロピアンコンビネーションとは
キックボクシングのメッカ、オランダでは特にこのヨーロピアンコンビネーションの反復練習をメインとして練習するジムが多かったのが特徴です。
そのヨーロピアンコンビネーションとは
右手でパンチを打った後は左足の蹴り。左手でパンチを打った後には右の蹴りを打つという人間が打ちやすい流れのコンビネーションのことを指します。
キックボクシングではよくある、ワンツーフックローキック等がその代表的なコンビネーションですね。
この対角線のコンビネーションを徹底的に練習するのです。
2人1組でこの対角線のコンビネーションを攻撃とディフェンスに分かれて約束の一回交代で行っていくのです。
ヨーロピアンコンビネーションのメリットとデメリット
このコンビネーションの反復練習にははっきりとしたメリットデメリットがあります。
まずはメリットですが、このコンビネーションの受け返しでは兎に角体力がつきます。
反復練習を重ねることで疲れていても、このコンビネーションのオフェンスとディフェンスが染みつき、勝手に身体が動くということです。
試合でのスタミナ切れは致命的なものになりますから、徹底してこの練習をしていくことで集中力や体力が切れてきた後半戦でも身体が動いてくれるということですね。
そして反復している分やはり強く技、バランスよくコンビネーションを出して戻ることができます。
そしてデメリットですが、逆に疲れてくると自然に対角線のコンビネーションを出してしまうということです。
このヨーロピアンコンビネーションはいわゆる『綺麗な技』であり、一般的すぎて相手に予測されやすいのです。
つまり誰にも打ちやすい技なので、誰にでもできるのでディフェンスされやすいということです。
勝負の局面で同一方向の攻撃やフェイント等が勝負を決める場合もあります。
ですからこの練習をする場合はコンビネーションの中に同一方向のコンビネーションを積極的に取り入れていくと良いですね!
とは言え、アマチュアの試合に出場したばかりというレベルではこのコンビネーションを綺麗に打てること、そしてもらわずにディフェンスできることが勝敗を分けることが多いと感じています。
選手としての基礎を培う上ではとても良い練習だと思いますので是非取り入れてみてくださいね。
蹴りからパンチのパターンも大切
キックボクシングではやはりパンチのコンビネーションからキックを中心としています。
その方がバランスが取りやすく次やすからというのが理由でしょう。
逆にキック→パンチ
パンチ→キック→パンチ
キック→パンチ→キック
などのコンビネーションも使えるようになれば極端にディフェンスされにくくなると思います。
同時に自身がそのコンビネーションをもらわないようにディフェンス練習も沢山取り入れていきましょう。
相手にとって経験の少ない部分で攻めるということはとてもゲームメイクにとって有効的です。
予想外の展開を作れる練習も日頃から考えて取り入れていくことが大切ですね。
動画でも解説しました
ヨーロピアンコンビネーションについて動画でも解説しましたので、お時間ありましたら観てください。
リクエストも募集しております。
後書き
一般的にヨーロピアンコンビネーションではリターンを早くするために、ローキックやミドルキックでコンビネーションを締めることが多いですが、ハイキックや膝蹴りなども積極的に取り入れていくと相手も反応できないことが多いので良いかと思います。
例えば一般的なワンツーフックからくるコンビネーションでミドルやローで締めるより、ハイキックや膝蹴りで締められると予想外にヒットすることが多々あります。
リズムも同じリズムで全て打つのではなく、わざと途中で一拍あけるなどのテクニックを用いるのもとても効果的です。
同じコンビネーションでもスピード、パワー、リズム、タイミングを変えていくことによって相手は嫌がり勝機が生まれます。
いつも柔軟に考えて柔軟に戦えると良いですね。
これからも少しずつ練習を頑張っていきましょう!
ご愛読ありがとうございました。
関連動画など
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