怪我で一番大切なのは受傷後すぐの初期対応です。
RICEの法則を覚えて怪我の初期対応に備えることで怪我の治りを最短にします。
RICEの法則のR・RESTは(休息)、I・ICINGは(冷却)、C・COMPRESSIONは(圧迫)、E・ELEVATION(挙上)
この4つを受傷後、迅速かつ的確に行うことで飛躍的に回復を向上させることができます。
こんにちは!
世間はコロナウイルスでもちきりな中、キックボクシング業界でも影響は大ですが、なんとか生き延びる方法を常に模索しているKick Times 能見です!
キックタイムズもかなり知名度が上がってきたようで、パーソナルトレーニングのご依頼や各業者様から良いお声掛け等いただき嬉しい限りでございます。
なんでもお声がけいただければ幸いです。
さて今回は必ずキックボクシングをしていたら起こりうる怪我についてです。
怪我をした時の処置と、怪我の時に動いていいのか?等
皆様の持つ疑問について答えて行きたいと思います。それではスタート!!
スポーツ業界にいない方はあまり耳にしたことはないかもしれませんが、怪我の初期段階の処置として一番有名のはRICEの法則です。
格闘技で起こり得る、打撲や捻挫、骨折のどの症状にも当てはまりますので覚えて置いて損は無いかと思います。
怪我してからいかにこのRICEを行うかでどれくらい怪我が長引くか、回復するのが早いかも変わってきます。
怪我をした時はぱっと見はわからなくても内出血を伴っていることがほとんどです。
早急に迅速的確な処置を行うことでこの内出血を抑え、怪我の期間を短くし、早く復帰できると思うのでしっかりと覚えて置いていただけると良いですね。
トレーナーさんなんかも、レッスン過程で生徒様が怪我をしてしまってあたふたしているだけというのは最悪の展開です。
的確な応急処置ができるようにしておきましょう。
それではRICEの法則が何か説明していきましょう!
RICEの法則のR・RESTは(休息)です。
とにかく怪我をしたら動かさない。
休むということですね。
特に受傷後すぐは大丈夫かなあと思っても内出血をしていることが多いのでここで無理をすると取り返しがつかないくらいの大怪我になってしまうこともあります。
試合中でも無い限りは無理せずに休むことで、早期回復するので、治ったらまた練習を始めるという形を私はオススメ致します。
逸る気持ちはわかるのですが、ベストな状態で練習できるのが一番ですね。
怪我をしたらまずはしっかりと休み体を治しましょう。
RICEの法則のI・ICINGは(冷却)です。
怪我したら冷やしたり温めたりしましょうと良く聞きますが、間違えないようにしましょう。
受傷後48〜72時間は内外部で出血してることがほとんどなので、温めてしまうと血流が良くなり、この出血がひどくなってしまうことがあります。
怪我をしてから2〜3日はこの出血を抑えるためにアイシングしてあげましょう。
特に氷嚢などでアイシングするようにしましょう。
よくあるアイスノンなどは温度があまり下がらず効果はあまり強く無いと言われています。
その際には凍傷には充分に気をつけて、10分行ったらしばらく外すなどを繰り返してアイシングすると良いと思います。
怪我の大きさにもよりますが、4日後以降は温めたり摩って、固まった血液を老廃物として流すと良いと言われています。
くれぐれも怪我をした日や、翌日にお酒を飲んだり、入浴などをすると怪我がひどくなってしまうので行わないように充分に注意してください。
RICEの法則のC・COMPRESSIONは(圧迫)です。
これも出血を抑える為に包帯で抑えたり、外への出血があればガーゼで圧迫したりと血流を止めることで怪我を長引かせないということですね。
包帯なんていつも持っていないよ!というあなた。
あなたが格闘技をしているならあるじゃないですか。
いつも手に巻いてあるバンテージはそもそも保護するものです。
受傷部に巻き血管を圧迫しましょう。
その際も圧迫しすぎると血液が通わず壊死してしまうので、10〜15分に一回は緩めてあげて血を通わすようにしてくださいね。
巻いたまま寝る場合などは緩めに巻くことをお勧めします。
RICEの法則のE・ELEVATION(挙上)です。
心臓より受傷部を高く上げることによって血液の流れを一次的に悪くして、内出血や外出血を防ぎます。
一般的に48〜72時間は内・外出血が起こるのでそこを最大限に抑えるということですね。
足などを怪我をした場合は寝っ転がって、心臓より足を高く少し持ち上げると良いでしょう。
スパーリングで頭を打たれてしまった場合もひどい場合は横になって寝ると血液が回って危ないと言われています。
枕を高くして寝るか、座って寝る等の対応が良いかと思います。
文章だけではわかりにくい事もあるかと思うので動画でも公開しました。
よろしければ参考にしてくださいね。
そもそも怪我をしないことが一番良いのですが、実際のところ怪我は付き物ですよね。
試合で怪我をするならともかく、日常生活やちょっとした練習で怪我をしてしまうのは一番馬鹿らしいですよね。
まずは予防でしっかりと防具などのメンテナンスもしましょう。
それでも怪我をする時はあります。
骨折などで大きな怪我で全治3ヶ月と言われて2週間くらいで痛みや出血などがなくなっても、私はとりあえずは完治するまで練習はお勧めしません。
他の部分は動かせるでしょ?と思ってもその部分に響いて完治が遅れる場合もあります。
腕が上がらないから蹴りだけ練習しようと思うかもしれませんが、腕が上がらない悪い癖がついてしまう事も多いと思います。
小さな怪我だから大丈夫だと思っていると強く打てなくて良い練習ができなくなっていくものです。
小さな怪我を悪化させないようにまずはしっかり直しましょう。
このRISEの法則を的確に行う事で1ヶ月かかる大きな怪我も2週間で抑えられたりと本当に怪我は初期の迅速な対応が一番重要と言われています。
私も右腕をボッキリと骨折したことがあり手術もしております。
苦しみは充分わかりますが、急がば回れという言葉もございます。
しっかりと休んで完治させてから、更に強く、上手になる為に練習頑張ってくださいね!
能見とキックタイムズはキックボクシングをしている全ての人を応援しております。
皆様怪我には充分にお気を付けて頑張ってくださいね!
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