キックボクシングのトレーナー選び方!初心者が失敗しない5つのチェックポイント

文:NOMI

キックボクシングのトレーナー選び方!初心者が失敗しない5つのチェックポイント

このページの総論

・トレーナー選びは「説明の分かりやすさ」と「安全への配慮」が最優先です

・肩書きや選手時代の実績より、初心者に合わせて教えてくれるかを見ましょう

・体験レッスンで質問してみると、相性がはっきり分かります

・グループ指導かマンツーマンかは、目的と性格で選べばOKです

まえがき

こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。

「キックボクシングを始めたいけれど、どんなトレーナーに教わればいいのか分からない」。そんな不安を感じていませんか。

初心者の方ほど、最初に出会うトレーナーで「楽しい」と思えるか、「怖い」と感じてしまうかが変わりやすいものです。ジムで指導していると、体験に来られる方の多くが、技術よりも「ちゃんと教えてもらえるかな」という点を気にされていると感じます。

この記事では、初心者がトレーナーを選ぶときの基準や、体験レッスンで見ておきたいポイントを、できるだけ専門用語を使わずにお伝えします。読み終えるころには、体験に行くときの「ものさし」が手に入りますよ。

まず決めたい「何のために始めるか」

トレーナーを探す前に、ご自身の目的をざっくり整理してみましょう。目的によって、合うトレーナーのタイプが変わるからです。

・ダイエットや運動不足の解消

・ストレス発散

・護身や自信をつけたい

・アマチュアの大会に出てみたい

・いずれプロを目指したい

たとえば、ダイエットが目的なのに、いきなり試合を想定した厳しい指導を受けると、続けるのがつらくなってしまうかもしれません。反対に、試合に出たいのに、楽しく体を動かすことが中心の指導だと、物足りなく感じることもあります。

トレーナー選びは「実績の多さ」ではなく「自分の目的に合っているか」で決めるのが、失敗しない第一歩です。

目的がはっきりしなくても大丈夫です。「体を動かしてみたい」くらいの気持ちで十分。ただ、体験のときに「こんな目的で来ました」と一言伝えるだけで、トレーナーの対応が見えてきます。

初心者が見たいトレーナーの5つのチェックポイント

ここからが本題です。初心者の方が確認しやすく、かつ大切なポイントを5つにまとめました。

・説明が分かりやすいか

・フォームを見て、その場で直してくれるか

・安全面に気を配っているか

・目的や体力を聞いてくれるか

・話しかけやすい雰囲気か

ひとつずつ見ていきましょう。

1つ目は「説明の分かりやすさ」です。キックボクシングには、独特の言葉がたくさんあります。たとえば「ミット」は、トレーナーが手にはめて、パンチやキックを受ける防具のこと。こうした言葉を、初心者に合わせて言い換えてくれるかどうかは大きな目安になります。

2つ目は「その場で直してくれるか」です。自己流のクセは、あとから直すのが大変です。最初の段階で、動きを見ながら丁寧に修正してくれるトレーナーは、初心者にとって心強い存在です。「ここが良い」と褒めてくれることも、続けるうえで大事なポイントです。

3つ目は「安全面への配慮」です。いきなり強く打たせたり、準備運動やストレッチを省いたりしないか、見てみましょう。体調や既往歴を聞いてくれるかどうかも判断材料になります。

4つ目は「目的や体力を聞いてくれるか」です。一人ひとりの状況に合わせて内容を変えようとしてくれるトレーナーは、信頼しやすいと思います。

5つ目は「話しかけやすさ」です。質問しづらい相手だと、疑問をため込んでしまい、上達も遠のきます。

ちょっと慎重に考えたいケース

反対に、次のような点が気になる場合は、少し立ち止まって考えてみてもよいかもしれません。

・初心者なのに、実戦形式の練習(スパーリング)を強く勧められる

・質問すると嫌な顔をされる、または専門用語だけで返される

・痛みや体調の相談を軽く流される

・その場での入会や契約をしきりに急かされる

・他のジムや選手を悪く言う

もちろん、ひとつ当てはまったからといって、すぐに「悪いトレーナー」とは限りません。その日たまたま忙しかっただけ、ということもあります。

ただ、安全に関わる部分で不安を感じたときは、無理に通い続けず、別のところも見てみてください。

なお、練習中に強い痛みや違和感が出た場合は、トレーナーに伝えたうえで、早めに整形外科などの専門医に相談してください。自己判断で我慢するのはおすすめできません。

体験レッスンで確かめたいこと

トレーナーとの相性は、文章やホームページだけでは分かりません。いちばん確実なのは、実際に体験レッスンを受けてみることです。

体験のときは、ぜひ次の点を意識してみてください。

・最初に目的や体調を聞いてもらえたか

・動きを見せながら教えてくれたか

・できたときに声をかけてくれたか

・質問したとき、分かるまで答えてくれたか

・終わったあとに、無理な勧誘がなかったか

服装は動きやすいもので問題ありません。ハンドラップ(拳を守るために手に巻く布)は、ジムで貸してもらえる場合も多いですが、続けるなら自分用を用意すると気持ちよく使えます。

体験は1か所だけで決めなくても大丈夫です。いくつか比べてみることで、「自分はこういう教え方が合う」という軸がはっきりしてきます。

通いやすさ(場所や時間帯)も、実はとても大切です。どんなに良いトレーナーでも、通うのが負担になると続きません。

グループ指導とマンツーマン、どちらが合う?

最後に、指導スタイルの違いも知っておきましょう。大きく分けると、ジムでのグループクラスと、マンツーマン(パーソナル)の2つがあります。

グループクラスは、周りの人と一緒に動けるので、雰囲気に乗って頑張りやすいのが魅力です。費用面でも始めやすい傾向があります。一方で、トレーナーが一人ひとりを見られる時間は、どうしても限られます。

マンツーマンは、自分のペースに合わせて細かく見てもらえるのが強みです。フォームの修正や、目的に合わせたメニューづくりを重視したい方に向いています。人前で動くのが恥ずかしい、という方にも安心感があるかもしれません。

どちらが優れている、ということはありません。人と一緒だと頑張れるタイプなのか、じっくり教わりたいタイプなのかで選んでみてください。まずはグループで始めて、物足りなくなったらマンツーマンを試す、という進め方もあります。

あとがき

キックボクシングのトレーナー選びで大切なのは、有名かどうかよりも、あなたの目的に合わせて、分かりやすく安全に教えてくれるかどうかです。

目的を整理して、5つのチェックポイントで見て、体験レッスンで相性を確かめる。この流れで探せば、大きく外すことは少ないはずです。

良いトレーナーとの出会いは、キックボクシングを長く楽しむための大きな力になります。まずは気軽に、体験の一歩を踏み出してみてくださいね。応援しています!

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Kick Times 編集長。 プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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