この記事の総論
人は未知の経験や、経験が少ないことに緊張をして、本来あるパフォーマンスを発揮できなくなります。
ないならその経験を作れば良いので、まるっきり同じはできないかもしれませんが、試合に近い環境。
試合に近い強度のスパーリング、試合に近い体格、試合に近い技術、試合に近い観客やレフリーなどの環境。
その環境でどのくらいの回数を行ったかで慣れが発生します。慣れれば緊張はしません。
あとは、しっかりと相手を分析してイメージトレーニングを行えばより不安を払拭することができます。
前書き
コロナでオリンピックはどうなるのでしょうか!?
そもそもキックボクシングはいつオリンピック種目に入るのか!
キックボクシングやムエタイをオリンピック種目にするのが私の仕事、能見ちゃんです。
Kick Times は真剣にそんなことを考えています。
今年はキック底上げ作戦頑張るぞ!
私に会った人は大体メンタル強いねっていいます。
そうかもしれません!私はメンタルトレーニングをしてきてますから。
そう!今回のお話はメンタルトレーニングについてです。
練習じゃ強いのに、試合では全然良いところが出ないとか選手とかいると思います。
そんな人がどうしたらいいかを解説したいと思います!
試合の時に実力が出せない人
通常の人は試合の時にパフォーマンスダウンする人が殆どだと思います。
特にアマチュアの選手なんかは余計にそれを感じますね。
緊張や負けたらどうしよう、痛いの怖いなあ等のプレッシャーから本来の実力を出しきれなくなる方が沢山いますね。
ではどうしたら良いのでしょうか。
対策を考えていきましょう。
人は初めてに緊張する
人は何にでも緊張する。
例えば初めてデートをした時や、初めて高級レストランに行った時、初めてすごく大きいジェットコースターに乗る時。
学校の発表会の時、受験の結果発表、就職の面接、結婚相手のご両親への挨拶、初めてキックボクシングジムへ行く時。
人間、緊張する場なんて沢山あるのです。
でもどれも初めての時は緊張しますが、2回、3回と回数を重ねていけばそれが普通になっていくものです。
つまりは慣れですね。
慣れるということが大切。
つまり試合も何試合も繰り返していけば慣れるのです。
その感覚が短ければ短いほど、慣れていきます。
でも、それだと最初の試合は絶対緊張するでしょ!?
って思われるかもしれませんが、もちろんそれに対する対策もあります。
疑似体験をすること
慣れて緊張しないためには疑似体験を沢山すれば良いのです。
それでももちろん実際のホールを借りて試合の対戦相手と試合前にガチのスパーリングなどはできませんよね。
でも極力近い環境を作ることはできますよね。
ジムのリングの上で、なるべく相手に体格やスタイル、技術や精神力が近い方とガチンコのスパーリングです。
できればジムいる全員の人にそのスパーを見てもらいましょう。
その人の目に触れるか触れないかで緊張感は多大に変化します。
もちろんプロなら試合のサイズの小さいグローブでレガースなし等が良いのですが、絶対に怪我をするのでその場合は強度を落とす等の工夫が必要です。
そして1回ではあまり効果はありません。
慣れというのは日常にして初めて慣れなのです。
初めてキックのジムに行った時緊張しましたよね?2回目も少し緊張しませんでした?
週に何回も通っていたらいつの間にか日常になって緊張しなくなりましたよね。
同じです。アマチュアの方はまだ体もできなていなく、怪我のリスクもあるので難しいかもしれませんが、私も週に2〜3回はガチンコのスパーリングをしていました。
中には現ボクシングの王者の方や現キックボクシングの世界王者の方もいました。
どちらの相手も最初は緊張しましたが、2回、3回と戦っていくうちに緊張もなくなっていくのです。
試合に近い状況に身を置くということがとても大切なのです。
分析とイメトレが大切
相手のデータがあるのなら、何度も何度もその試合を見て、相手ができることできないこと、速度やパワー、タイミングを分析していきます。
そして試合の対戦相手にちょっとでも近いと思う相手と沢山実践を行いましょう。
もちろん違う人間なので、同じ身長やスタイルでも選択してくる技は違うはずです。
それでも近い部分を経験するのが大切で、そこから自分が対戦だったらどうするのか相手の立場に立ってイメージしていくと想定外も少なくなって戦いやすくなります。
実際のスパーリングとこの分析した相手とイメージした戦いを繰り返していくことで相手を『予習』できるので、本番の試合の時も誤差が出ずに緊張をせずに済むと思います。
解析力・想像力も普段から使用して自分の幅を広げていきましょう。
こうすることによって試合でも伸び伸び動けるようになっていくのです。
開き直りも大切!
そうは言うものの、試合は最悪死に面することもあります。
実際に試合会場に入って。
自分の試合の番が近づいてきて。
入場のタイミングが来て。
上記の対策をしても、緊張してしまうのは当たり前かもしれませんね。
そんな時は下記のように開き直ることも大切です。
『自分はこれだけのことを練習でやって来たので大丈夫』だと考えるの大も切です!(もちろん普段から誰よりきつい練習をしなければなりません、自分に偽りがあればこれは非効率です。)
他にも、『負けたって痛い思いをするのは自分だけ、家族まで殺されるわけじゃない。』
『元々好きで始めたんだから楽しもう!』
『どうせ緊張したって、試合するんだから緊張するだけ損!』
そんな風に自分に言い聞かせるのも大切ですよ!!
自身の感情まできちんとコンロールできていれば、練習で強くて試合で弱いなどということがなくなるはずです。
自身を取り込めるくらい大きな器を作れると良いですね。
後書き
いかがでしたか?
ぶっちゃけそれよりやばい経験をすれば、それ以下の危機で緊張することはなくなるんではないでしょうか?
私は若い時に臨死体験をして、それ以来あまり緊張というのをしなくなりました。
子供の頃は授業で教科書を読むことすらめちゃくちゃ緊張したのですが、その経験が本当に大きかったんだなあと思います。
少しずつ非日常を日常に変えて、強くなれるように前に進んでいってくださいね!
今回も観覧有難うございました!
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