キックボクシングのアマチュア試合に出る方法!初心者が最初の一歩で迷わない流れ

文:NOMI

キックボクシングのアマチュア試合に出る方法!初心者が最初の一歩で迷わない流れ

このページの総論

・アマチュア大会は、まず所属ジムの会長やトレーナーに相談するところからスタート

・大会ごとにクラス・ルール・防具・参加費が違うので、初心者向けクラスがある大会を選ぶ

・申し込み、保険、計量、当日の流れを知っておけば、初試合の不安はかなり減らせる

まえがき

こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。

「キックボクシングを続けてきたし、そろそろ試合に出てみたい。でも、どうやって出るのか分からない」

初心者の方から、こんな声をよく聞きます。ジムでスパーリング(実戦形式の練習)をしていると、「自分の力を試したい」という気持ちが出てくるのは自然なことです。

今回は、アマチュア試合に出るための方法を、申し込みの順番に沿ってお話しします。大会選び、エントリー、当日の流れ、ルールと防具まで、初めての方が迷いやすいところを整理しました。

勝ち方や戦術ではなく、「出場するまでの道のり」に絞った内容です。気軽に読み進めてくださいね。

まず最初にやること:ジムの会長・トレーナーに相談する

最初の一歩は、大会探しではありません。今通っているジムの会長やトレーナーに「試合に出たい」と伝えることです。

アマチュアには、プロのような統一ライセンスがありません。そのため、出場できるかどうかの判断は、実質的にジムの会長やトレーナーに任されているのが一般的です。

申し込みもジム単位で行う大会が多く、ジムの代表者がまとめて手続きをするケースもあります。アマチュア試合は、一人で申し込むより「ジムと一緒に出る」と考えるのが近道です。

「まだ早い」と言われたら、がっかりせず、何が足りないのかを聞いてみましょう。ディフェンスなのか、スタミナなのか、距離感なのか。課題がはっきりすれば、次の練習の目標になります。

ジムに通っていない方や、試合に出る流れがないジムの方は、大会に出場実績のあるジムに体験や見学に行くのもひとつの方法です。

通っているジムが試合出場に前向きかどうかは、意外と大事なポイントです。迷ったら、遠慮せずに相談してみてくださいね。

自分に合ったアマチュア大会の選び方

日本には、いろいろな団体や主催者がアマチュア大会を開いています。大会によって雰囲気もルールもかなり違います。

初心者が確認したいのは、次の点です。

・初心者向けのクラスがあるか(Bクラス、Cクラスなど)

・ヘッドギアやレガース(すねを守る防具)をつけるルールか

・試合時間やラウンド数が、初心者でも無理のない設定か

・自分の年齢、性別、体重の区分があるか

クラス分けは大会ごとに違いますが、たとえば「Bクラスは2勝以下または初出場」と定めている大会があります。また、防具ありの初心者クラスを用意している大会もあります。

さらに、女性だけの大会や、40代・50代以上の部門がある大会もあります。同じ立場の人と戦えるので、安心感が違います。

申し込みの際にキックボクシング歴や過去の試合経験を書く大会が多いので、自分より極端に強い相手と当たりにくい仕組みになっています。ただし、これも大会によって違いますので、募集要項で必ず確かめてくださいね。

初試合の大会選びは、「勝てそうか」より「安心して出られるか」で決めるのがおすすめです。

エントリーから当日までの流れ

大会が決まったら、募集要項をよく読んでエントリーします。大まかな流れは次のとおりです。

・申し込みフォームまたは申込書で、キャリアや体重を記入して送る

・参加費を振り込む(入金確認で正式受付になる大会が多い)

・必要なら保険に加入する

・対戦カードの発表を待つ

・当日、受付と計量、用具チェックを受ける

参加費は大会によって違います。ワンマッチで6,000円や7,500円といった例がありますが、必ず最新の募集要項を確認してください。

保険も確認ポイントです。たとえば、スポーツ安全保険への加入を義務づけている大会があります。ジムで加入済みの場合もあるので、トレーナーに聞いてみましょう。

締め切りは大会ごとにまちまちです。応募者が多くて、早めに募集を終える大会もあります。「出たい」と決めたら、早めに動くのがコツです。

対戦カードは、大会の数日前に発表される大会もあります。相手を細かく研究する時間は、プロほど取れません。相手に合わせるより、自分の得意技を安定して出せる状態に仕上げておくことが大切です。

なお、未成年の場合は保護者の同意が必要な大会があります。直近でKO負けをした選手の出場を制限する大会もありますので、募集要項の出場資格は最後まで読んでくださいね。

ルールと防具で戸惑わないために

アマチュアのルールは、大会ごとに違います。同じキックボクシングでも、プロとはかなり違うと思っておきましょう。

試合時間は、1分半や2分を2ラウンドにしている大会の例があります。プロよりずっと短く、最初から全力で動く必要があります。

首相撲(相手の首を抱えて組み合うこと)の扱いも、大会によって違います。「3秒以内」と決めている規定の例があるので、自分の出る大会のルールを確かめてください。

防具は、グローブ、ヘッドギア、レガース、ヒザパッド、マウスピース、ファールカップ(下腹部の防具)などが基本です。大会側で用意するものと、持参するものは違います。

初心者のうちは、特にマウスピースやファールカップなどの個人用品が、そろっているかをチェックしておきたいところです。

ヘッドギアやレガースは、持参が必要な大会や、ずれたら自分で固定するよう求める大会もあります。事前に練習で着けて動いておくと、当日の違和感が減りますよ。

体重の区分にも注意が必要です。当日計量を行う大会が多く、超過すると減点などの対象になる場合があります。無理な減量はせず、普段の体重に近い階級で出ましょう。

初試合に向けた準備と心構え

申し込んだ後にやることは、基本の見直しです。新しい技を覚えるより、使える技をもっと安定させましょう。

ジムで指導していると、初試合の前は「何か特別なことをしなきゃ」と焦る方が多いです。でも、ふだんの練習でやってきたことを出せれば十分です。

おすすめは、試合時間に合わせたミット打ちやスパーリングです。短い時間でも、動き続ける感覚を体に覚えさせておくと、当日の疲れ方が変わります。

体調管理も練習のうちです。睡眠と食事を整え、体調が悪い時や痛みがある時は、無理に出ないでください。ケガや痛みがある場合は、早めに専門の医師に相談しましょう。

緊張するのは普通のことです。深呼吸して、セコンドの声に耳を傾けましょう。セコンドの役割については、サイト内の別記事も参考になります。

初試合のゴールは、勝つことだけでなく「最後までやり切って、次につなげること」です。

どんな結果でも、試合に出た経験は、次の練習を大きく変えてくれます。

あとがき

アマチュア試合に出る方法をまとめます。

・まずジムの会長やトレーナーに相談する

・初心者向けのクラスと、安心できるルールの大会を選ぶ

・エントリー、参加費、保険、計量の流れを事前に確認する

・防具やルールに慣れて、基本技を安定させる

試合に出るまでには、いくつかの手続きがあります。でも一つずつ進めれば、むずかしいことではありません。

初めてのリングは、緊張もしますが、きっと忘れられない経験になります。一歩ずつ準備して、胸を張って挑戦してくださいね。応援しています!

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Kick Times 編集長。 プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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