目次
このページの総論
・続かない原因の多くは、根性ではなく「始め方」と「環境」にあります
・つまずきやすいのは、頑張りすぎ・上達の実感不足・不安・通いにくさ、そして目的のあいまいさです
・最初は「週1回・60点でOK」くらいがちょうどいいです
・小さな目標と通いやすい仕組みづくりで、習慣にしやすくなります
まえがき
こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。
「キックボクシングを始めたのに、気づいたら足が遠のいていた…」
「また三日坊主かも、と自分にがっかりしている…」
こんなお悩みで、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
まず最初にお伝えしたいのは、続かなかったことは、あなたがダメな証拠ではないということです。指導をしていると、キックボクシングに限らず、運動を始めたばかりの方が同じところでつまずく場面はよく見かけます。
この記事では、超初心者の方がやめたくなりやすい理由を5つに分けて整理します。そのうえで、無理なく続けるための考え方をご紹介します。気楽に読み進めてくださいね。
理由① 最初に頑張りすぎて、疲れてしまう
一番多いのがこのパターンです。
やる気のある初日ほど、「せっかくだから全力でやろう」と、ペース配分を考えずに動いてしまいます。キックボクシングはパンチやキックを繰り出しながら、ステップも踏む全身運動です。慣れないうちは、思った以上に息が上がります。
翌日以降に強い筋肉痛が出ると、「次に行くのが億劫だな」という気持ちが生まれやすくなります。この「ちょっと嫌だな」が積み重なると、予約を後回しにしてしまうんですね。
最初の数回は「物足りないかな」くらいで終えるのが、実は続けるコツです。
体力に自信がない方は、次のようなことを意識してみてください。
・疲れたら遠慮せず休憩をはさむ
・フォームを覚えることを優先して、スピードや強さは後回しにする
・水分補給とウォームアップ(準備運動)は省かない
なお、運動後の痛みが長引く場合や、関節などに違和感がある場合は、自己判断せずに専門医へ相談してくださいね。
理由② 上達が実感できず、自分だけ下手に思える
2つ目は「成長が見えない」という悩みです。
キックボクシングの動きは、普段の生活ではほとんど使わないものばかりです。たとえば、パンチを打つときの体の回転や、キックで軸足(地面に残す足)をひねる動きは、頭では分かっても体がついてきません。
そのため、周りの人がスムーズに動いて見えて、「自分だけできていない」と感じてしまうことがあります。
でも、ご安心ください。ほとんどの方が、最初は同じようにぎこちないものです。私自身、サウスポーで左ミドルキックを得意としていますが、キックの形は反復の積み重ねで少しずつ整っていくものだと感じています。
上達を感じにくいときは、「できたこと」を小さく記録するのがおすすめです。
・前回より、ワンツー(左右のパンチの連打)を続けて打てた
・キックのとき、軸足が少し回るようになった
・息が上がるまでの時間が、少し延びた気がする
このくらいの小さな変化で十分です。他人と比べず、「先週の自分」と比べることを意識してみてください。
理由③ 不安や怖さが、通うハードルを上げている
3つ目は、気持ちの面の壁です。
「ジムの雰囲気が怖そう」「周りは上級者ばかりでは?」「殴り合いをさせられたらどうしよう」といった不安は、初心者の方からよく聞く声です。
実際には、フィットネス目的の方が通えるクラスや、ミットを使ったレッスンを中心にしているジムも多くあります。対人で打ち合う練習は、ジムや目的によって取り入れ方がまったく違います。
ですから、入会前に次の点を確認しておくと安心です。
・初心者向けのクラスや、体験レッスンがあるか
・練習内容は、ミット打ち中心か、対人練習もあるか
・レンタルできる道具があるか
分からないことは、遠慮なくスタッフの方に聞いて大丈夫です。自分に合う雰囲気のジムを選ぶことは、続けるための大事な準備です。
理由④ 通いにくさ・お金・時間のズレ
4つ目は、意外と見落とされがちな「環境」の問題です。
・自宅や職場から遠くて、移動がおっくうになる
・開いているクラスの時間が、自分の生活と合わない
・月会費や道具代が思ったより負担になる
気持ちはあるのに、スケジュールや距離が合わず自然とフェードアウトする方は少なくありません。これは意志の弱さではなく、条件の相性の問題です。
続けやすさを考えるなら、「仕事帰りや家事の合間に、無理なく行ける距離か」を最優先にしてみてください。多少設備が整っていても、通うのが負担になると続きません。
また、料金は支払い方式(月額制・回数制など)やジムによって違います。事前に総額のイメージを確認しておくと、後悔しにくくなります。
理由⑤ 目的があいまいで、モチベーションが保てない
最後は、「なんとなく始めた」ことによる息切れです。
「運動不足だから」「流行っているから」という理由でも、始めるきっかけとしては十分です。ただ、そこから先の「何のためにやるのか」がぼんやりしていると、忙しい日や疲れた日に、真っ先に後回しになってしまいます。
続けやすい目的は、結果だけでなく「行動」に置くものです。
・今月は週1回、必ず通う
・3か月後に、ミットを打つ姿を動画で見返してみる
・ストレス発散のために、月に数回は思い切り動く
「何キロ痩せる」といった数字は励みになりますが、思うように進まないと落ち込む原因にもなります。まずは「通うこと」そのものをゴールにすると、気持ちがぐっと楽になりますよ。
形から入るのも、実は有効な方法です。自分用のバンテージ(拳を保護するために手に巻く布)などをそろえると、「今日も行こう」というスイッチが入りやすくなります。
道具を選ぶときは、サイズや使い方をジムのスタッフに確認してから買うと安心です。
あとがき
キックボクシングが続かない理由は、次の5つに整理できます。
・最初に頑張りすぎて疲れてしまう
・上達が見えずに自信をなくす
・不安や怖さで、足が向かなくなる
・距離、時間、お金など環境が合わない
・目的があいまいで、優先順位が下がる
どれも、少し工夫すれば解決のきっかけになるものばかりです。週1回から、60点でも通えたらOK。そのくらいの気持ちで、ゆっくり始めてみてください。
やめてしまった経験があっても、また再開すればいいだけです。あなたのペースで、キックボクシングを楽しんでいきましょう!
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