キックボクシングは痛い・怖い?超初心者の不安を減らす5つの考え方

文:NOMI

キックボクシングは痛い・怖い?超初心者の不安を減らす5つの考え方

このページの総論

・「痛い」「怖い」は、初心者なら多くの人が感じる自然な不安です

・初心者の痛みは、筋肉痛や慣れない動きによるものが中心になりがちです

・怖さは、段階的な練習と事前の相談で小さくできます

・強い痛みが続くときは無理をせず、専門医に相談しましょう

まえがき

こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。

「キックボクシングをやってみたいけど、痛そう」「殴られたり蹴られたりするのが怖い」。そんな気持ちで、このページにたどり着いた方も多いと思います。

その不安、とてもよく分かります。むしろ、不安を感じるのはごく自然なことです。

この記事では、初心者が感じやすい「痛い」と「怖い」の正体を整理して、不安を小さくする考え方をお伝えします。ガードの方法や道具選びは別の記事で紹介しているので、ここでは「気持ちと向き合い方」を中心にお話ししますね。

「痛い」「怖い」と感じるのは自然なこと

まず安心してほしいのは、痛いや怖いと感じるのは、あなたが弱いからではないということです。

普段の生活で、人に向かってパンチやキックを出す機会はほとんどありません。ましてや相手の攻撃を受ける経験は、なおさらです。体が身構えるのは、むしろ正常な反応といえます。

ジムで指導していると、体験に来られる方から「実は不安で何度も迷いました」という声をよく聞きます。最初はみなさん同じようなところからスタートしています。

また、キックボクシングには「やる人によって内容を選べる」という面があります。フィットネスとして楽しむ方もいれば、試合を目指す方もいて、練習の強度はまったく違います。

「キックボクシング=殴り合い」というイメージだけで判断してしまうと、本来の入り口の広さが見えなくなってしまいます。

初心者が「痛い」と感じやすい場面

「痛い」といっても、場面によって原因はさまざまです。代表的なものを挙げてみます。

・翌日以降の筋肉痛(普段使わない体の部位を大きく動かすため)

・サンドバッグを蹴ったときの、すねや足の甲の違和感

・パンチを打ったときの、拳や手首の違和感

・ミットやパッドを持つ人の、受ける側の腕や手のしびれ

このように、初心者の「痛い」は、相手に打たれる痛みよりも、自分の体が慣れていないことによるものが多いのが一般的です。

拳や手首を守るために、バンデージ(拳や手首に巻く布)を使うのが定番です。巻き方は最初にトレーナーに教わるのが安心です。

サンドバッグを蹴ったときの痛みは、蹴る場所や当て方が合っていないことで出る場合があります。これはフォームを少しずつ覚えていくうちに変わっていきます。

「怖い」の正体は“分からないこと”

怖さの多くは、「何が起こるか分からない」ことから来ています。

・いきなり対人練習をさせられるのでは?

・周りの人についていけなかったらどうしよう

・痛くても「やめたい」と言いづらいのでは?

こうした不安は、実際の練習の流れや、ジムの雰囲気を知るだけでも軽くなることがあります。

基本的に、初心者はいきなり相手と打ち合うことはありません。まずは構えやステップ、サンドバッグやミット打ちなど、一人や、受けてもらう形で動きを覚える流れが一般的です。ただしジムによって方針は違うので、事前に確認しておくと安心ですよ。

もうひとつ、「当てられる怖さ」と「当てる怖さ」があります。初心者は、人に向かって打つこと自体にも抵抗を感じやすいものです。ミットを相手にしながら、少しずつ慣れていけば大丈夫です。

不安を減らす5つの考え方

ここからは、今日からできる向き合い方を5つお伝えします。

1.最初に「不安です」と伝える

体験の申し込みのときや当日に、「痛いのが苦手」「対人練習は不安」と正直に話してください。トレーナーはそれを聞いた上で、内容を調整できます。不安を隠さずに伝えることが、いちばんの近道です。

2.対人練習は“やらない選択”もある

スパーリング(実戦形式の練習)は、やらなければ上達しないわけではありません。ミット打ちやサンドバッグ中心でも、十分に楽しめますし、運動にもなります。目的に合わせて選びましょう。

3.最初から全力を出さない

強く打たなければいけないと思い込む必要はありません。まずは軽く、正しい形で動くことを優先しましょう。力みが減ると、痛みも出にくくなります。

4.防具と道具を味方につける

グローブやレガース(すね当て)など、道具は体を守るためのものです。サイズが合っていないと不安や痛みにつながるので、選び方は別記事も参考にしてください。

5.「できない日」があっていい

体調が悪い日や、気持ちが乗らない日もあります。そんな日は軽めの動きだけでも大丈夫です。続けることのほうが、無理して頑張るより大切です。

痛みが続くときは無理をしないで

練習のあとに筋肉が張るのは、よくあることです。ただ、強い痛みや、数日たっても引かない痛み、腫れやしびれがあるときは、練習を休んで専門医に相談してください。

「これくらい我慢しなきゃ」と頑張りすぎるのは禁物です。自己判断で続けると、悪化する可能性もあります。トレーナーにも、そのことを遠慮なく伝えてくださいね。

練習前後の準備運動やストレッチも、体を守る大事な習慣です。ケガを防ぐ意味でも、ていねいに行いましょう。

そして、怖さや痛みがどうしても強いなら、「自分には合わない」と感じることもあるかもしれません。それも大切な判断です。別のクラスやジムを試すのもひとつの方法です。

あとがき

今回は、キックボクシングの「痛い」「怖い」について、初心者の方向けにお話ししました。

痛みの多くは体が慣れていないことから、怖さは分からないことから生まれます。だからこそ、不安を正直に伝え、段階を踏んでいけば、少しずつ小さくなっていきます。

気になっているなら、まずは見学や体験から始めてみてください。見るだけでも、イメージはぐっと変わります。

あなたのペースで大丈夫です。最初の一歩を、楽しみにしています!

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プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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