目次
このページの総論
・迷ったら「10オンス前後・マジックテープ式・合皮」のオンスグローブが無難です
・オンス数は目安です。手の大きさとジムの方針を優先しましょう
・親指が出るパンチンググローブは用途が限られ、練習全般には向きません
・買う前にジムのレンタルで試すと、失敗がぐっと減ります
まえがき
こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。
キックボクシングを始めようと思って、最初に悩みやすいのがグローブです。「オンスって何?」「女性用じゃないとダメ?」「ネットで買って大丈夫?」と、迷う方は多いと思います。
しかも調べてみると、「女性は8オンス」「いや12オンス以上」と、記事によって数字がバラバラです。余計に分からなくなりますよね。
この記事では、数字の見方、グローブの種類、留め具や素材の違い、買う前のチェックポイントを順番にお話しします。特定の商品をすすめるのではなく、あなたに合う「タイプ」を自分で選べるようになることがゴールです。
商品の細かな使用感には触れず、仕様の違いと選ぶ基準に絞ってお伝えします。
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いちばん無難なのは、10オンス前後で、マジックテープ式の、合皮のオンスグローブです。
オンスグローブとは、中にクッション材がしっかり入った、手首まで覆うタイプのグローブです。マジックテープなら一人で着け外しができます。合皮は手入れが楽で、価格も数千円台から探せます。
ただし、手がかなり小さい方は8オンス、スパーリング(対人練習)を始めるなら、また別の重さが必要になります。ジムから指定がある場合は、そちらが最優先です。
オンス数の決め方|答えは「手の大きさ×目的」
「オンス」はグローブの重さの単位です。数字が大きいほど重くなり、手首や拳への衝撃をやわらげやすくなります。目安として、8オンスは約220g、10オンスは約280gからです。
では女性は何オンスなのか。調べると、情報源によって幅があります。8オンスは女性や手が小さめの方向け、10オンスは一般的な手のサイズの方向けとする解説があります。一方で初心者の女性には12〜16オンスをすすめる記事もあります。
どれも間違いではなく、前提が違うだけです。ミット打ちやサンドバッグ中心なのか、スパーリングまで想定するのかで、答えが変わります。
私がトレーナーとして大事だと思うのは、数字よりも「手がきちんと収まるか」です。初心者や女性、体重が軽い方は10オンス前後が標準的とされています。まずはここを起点に、手が小さければ8オンス側、余裕がほしければ12オンス側へずらす、と考えるとシンプルです。
もう一つ注意点があります。同じ10オンスでも、グローブの中の広さやクッションの厚みはブランドや型で違います。実際、内部が広めで、表記より薄めに感じるグローブもあると紹介されています。「10オンスだから大丈夫」と決めつけないでください。
スパーリング用は別枠です。スパーリングでは14〜16オンスのような、クッションが厚いものが使われるのが一般的です。最初の1本で全部まかなおうとせず、必要になってから2本目を考えて十分です。
パンチンググローブとオンスグローブの違い
グローブには大きく2種類あります。ひとつは、薄手で親指が外に出る「パンチンググローブ」です。もうひとつが、先ほどの「オンスグローブ」です。
パンチンググローブは練習専用で、スパーリングなどの対人練習には使えません。軽くて持ち運びやすく、価格も抑えめなのが魅力です。
ただ、薄い分だけ衝撃を感じやすい面があります。ハードにパンチを打つと拳を痛めやすいという指摘もあります。拳の握り方がまだ安定しない超初心者は、特に注意が必要です。
一方のオンスグローブは、手首まで深く覆われているので、キックを蹴る動きの多い競技との相性がよいと言われます。ジムで指導していると、初心者さんほど手首の使い方が安定しないので、守りが厚い方が安心だと感じます。
はじめての1本で迷うなら、守りが厚く、練習全般に使えるオンスグローブを選ぶのが無難です。
パンチンググローブは、フィットネス寄りに軽く楽しみたい、通うジムで使う人が多い、といった場合の選択肢と考えてください。
留め具・素材・形で選ぶ|地味だけど差が出るところ
留め具は、初心者ならマジックテープ式が基本です。紐タイプの方が手首をきつく締められますが、着脱が難しいためです。紐タイプは一人で結ぶのが難しく、誰かに手伝ってもらう必要があるとも言われます。
練習のたびに結び直すのは、思った以上に手間です。マジックテープなら一人で着けられるので、続けやすさにも関わります。
素材は、合皮(人工皮革)と本革が中心です。人工皮革はメンテナンスが不要で、本革より安く買えるため初心者向きとされています。本革は馴染みやすさや耐久性の面で好まれ、価格は上がります。
本革は手入れも必要です。汗を放置すると、においや型崩れの原因になります。また、アルコール系のスプレーは革のコーティングを傷めることがあるとされるので、使うなら素材に合うものを選びましょう。
形では、握り棒付きのグローブは拳を握りやすく、サミング防止のストッパー付きは目への事故を防げるとされています。サミングとは、グローブの親指が相手の目に入ってしまうことです。
最初の1本は、手入れが楽な合皮でじゅうぶんです。続ける自信がついてから、本革を考えても遅くありません。
買う前のチェック|失敗を減らす5つの目安
最後に、買う前に確認したいことをまとめます。
・ジムの方針を聞く(指定のオンスやタイプがあるか)
・レンタルで試してから決める
・バンテージを巻いた手で入るか、指先に余裕があるか
・手首が締まり、グローブが動かないか
・においや素材感、返品・交換の条件を確認する
まず、多くのジムでは初心者向けのグローブを借りられるので、いろいろ試してから購入を検討する方法があります。慣れてきて「続けられそう」と思ってからでも遅くありません。
次に、サイズです。サイズが合わないと衝撃がダイレクトに伝わり、手首や指を痛めるリスクが高まると言われます。バンテージを巻くと、素手より手は厚くなります。実際に使う状態で確認するのがポイントです。
手首については、マジックテープで締めたときにしっかり固定されることが大切だと言われます。クッションが手の甲や小指側まで均等に入っているかも見てください。通販の場合は、レビューの「小さい」「大きい」の声と、サイズ表記を照らし合わせましょう。
もう一つ。安すぎるグローブは化学的なにおいが強く、蒸れやすいことがあると言われます。続けやすさにも関わる点です。
使い始めて拳や手首に痛みや違和感が続くときは、無理をしないでください。痛みが続く場合は、練習を休んで整形外科などの専門医に相談してください。
あとがき
女性のグローブ選びで大切なのは、「女性は何オンス」という数字探しではありません。
手の大きさ、練習の目的、ジムの方針の3つから、自分に合う1本を選ぶことです。
迷ったら、10オンス前後・マジックテープ式・合皮のオンスグローブ。手が小さければ8オンス側へ。そして、可能ならジムのレンタルで一度試してみてください。
グローブは、これから長く付き合う道具です。焦らず、納得できる1本を見つけてくださいね。
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