ダンベルシャドーの重さは何キロが正解?効果を左右する選び方を初心者向けに解説

文:NOMI

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ダンベルシャドーの重さは何キロが正解?効果を左右する選び方を初心者向けに解説

このページの総論

・初心者の最初の重さは、片手0.5〜1kgが目安。2kgは上限と考えてください

・ダンベルシャドーは筋トレの代わりではなく、フォームやガードを意識する練習道具です

・重さのほか、握りやすさ・転がりにくさ・落としたときの安心感も選ぶ基準になります

・肩・肘・手首に痛みが出たら中止。続くときは専門医に相談しましょう

まえがき

こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。

「シャドーボクシングにダンベルを持つと効果があるらしい。でも何キロを買えばいいの?」と迷っていませんか。筋トレ用のダンベルは5kgや10kgが並んでいて、どれが正解か分かりにくいですよね。

ネットを見ると、「効果がある」という意見と「意味がない」という意見の両方が出てきます。知恵袋でも、効果ありとする回答と、逆効果とする回答が並んでいます。買う前に混乱するのは当然です。

この記事では、初心者が最初に選ぶ重さの目安と、効果の考え方を整理します。ダンベル・リストウェイト・グローブ型といったタイプの違いも、トレーナー目線で解説します。

特定の商品をおすすめする記事ではありません。選ぶ基準をお伝えするので、ご自身で選べるようになってください。

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結論:迷ったらこれ

迷ったら、片手0.5〜1kgのペア(2個セット)を選んでください。表面がゴム系の素材でコーティングされた、転がりにくい形のものが無難です。

初めて行う人は「これなら軽いだろう」と思う重さでも重すぎることが多く、0.5〜1kgが鉄則とされています。「軽すぎて意味がないのでは?」と感じるかもしれません。でもシャドーは何百回もパンチを出す運動です。軽い重さでも、続けるとちゃんと負荷になります。

最初に買うのは1種類だけで十分です。慣れてからもう少し重いものが欲しくなっても、遅くはありません。

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ダンベルシャドーの効果は「筋トレ」ではなく「練習の質」

まず、買う前に目的をはっきりさせましょう。ここがずれると、どんな重さを選んでも「思っていたのと違う」となりがちです。

ダンベルシャドーは、手に重さを持って行うシャドーボクシングです。シャドーとは、相手がいない状態でパンチやキックを出す一人練習のことです。

筋力アップが目的なら、シャドーで持てる重さは限られます。ダンベルシャドーで扱える重さは1〜5kg程度で、筋肥大や筋力アップには高重量のトレーニングが必要とされています。つまり、腕を太くしたい人には向きません。

一方で、効果が期待できるのは練習の質の部分です。手に重さがあるため、ガードが下がったときに自分で気づきやすくなります。ガードとは、顔の前で拳を構えて防御する姿勢のことです。パンチを打ったあと素早く手を戻す癖づけにも役立ちます。

「意味がない」と言われる理由もあります。重力は下向きにかかりますが、パンチは前方向に出ます。そのため、前に押し出す力には直接の負荷になりにくいという指摘です。納得できる話なので、パンチ力アップの特効薬と考えないほうが安全です。

ジムで指導していると、ダンベルを持つと気持ちが入りすぎて、フォームが雑になる方を見かけます。ダンベルシャドーは、フォームとガードを整えるための道具だと割り切って選ぶと、失敗しにくいです。

重さは何キロ?0.5kg・1kg・2kgの考え方

重さの目安をまとめます。まず、筋トレの記事に出てくる「初心者は5〜10kg」は、シャドーには当てはまりません。ダンベルの重さの目安は、使う種目によって大きく変わるからです。

シャドー用の目安は次のとおりです。

・0.5kg:初心者・女性・久しぶりに運動する人の最初の一歩

・1kg:基本フォームに慣れてきた人、持久力を意識したい人

・2kg:上限の目安。短時間だけ使うのが前提

パンチの動作は関節への負担が大きいため、3kgや5kgを持つのは肘や肩を痛める原因になり、最大でも2kgまでとされています。別の解説でも、3kg以上ではフォームを保てなくなる可能性が高まると指摘されています。

トレーナーとしておすすめしたい判断基準があります。それが「3分テスト」です。3分間のシャドーを、ガードが下がらず、肘が伸び切らないまま終えられる重さが、今のあなたに合った重さです。

途中で拳が下がる、肩がすくむ、パンチが雑になるなら、その重さは今の自分には重いサインです。「1kgが軽く感じたから2kg」と飛ばさず、まず軽い重さでフォームを保てるか確認してください。

買う前に試したい人は、水を入れた500mlのペットボトルでも代用できます。約0.5kgになり、初心者にはちょうどいい負荷とされています。ただし持ちにくく、水が揺れて重心が安定しない点には注意してください。

ダンベル・リストウェイト・グローブ型の違い

重さが決まったら、次は形のタイプです。シャドー用の重りには大きく3つあります。

通常のダンベル(固定式)

もっとも定番で、種類も豊富です。選ぶときは、素材と形をチェックしましょう。

ネオプレーンは合成ゴムの一種で、手に優しい感触で握りやすく、体に触れても肌を傷つけにくいとされています。シャドーは腕をよく振るので、ゴムコーティングだと安心感があります。形は、六角形だと転がりにくいタイプがあります。床に置く場面が多い自宅トレーニングでは、見落としがちなポイントです。

1kgクラスの商品には、長さが15cm前後のコンパクトなものがあります。手の小さい方は、握ったときに指が回るか確認しましょう。強く握りしめすぎると手首や前腕が疲れます。軽く握れる太さのものが向いています。

リストウェイト(手首に巻くタイプ)

手首に巻くので、握らなくてすみます。握力に自信がない方や、指が疲れやすい方は検討してみてください。

ただし、巻くだけのタイプは動くたびにずれて、皮膚が擦れることがあります。ボクシングエクササイズの解説では、親指に引っ掛ける穴があるタイプのほうが動きに追従しやすいとされています。購入前に、留め具の種類(面ファスナーなど)と、親指に引っ掛ける構造があるかを確認しましょう。

グローブ型のウェイト

グローブの形をした重りで、握る必要がありません。シャドー専用のウェイトには、16オンスグローブ1個分ほどの約900gの重さで作られたものがあります。

ダンベルを落として床を傷つけたりケガをしたりする心配が少ないと紹介されることもあります。集合住宅の方は、落下の音や床へのダメージも気にしてみてください。ただし商品ごとに重さが違うため、購入前にグラム数を必ず確認しましょう。0.5〜1kgの範囲から外れるものは、最初の1つにはあまり向きません。

買う前に知っておきたい安全ライン

道具を選んだあとに大切なのが、使い方の安全ラインです。軽い重さでも、使い方次第で関節に負担がかかります。

まず時間です。だらだら続けるとフォームが崩れる原因になります。1ラウンド(3分)だけ集中する、またはパンチ30回×3セットのように回数を決める方法が紹介されています。最初は「1ラウンドだけ」で十分です。

次に、素手のシャドーと組み合わせることです。ダンベルだけで練習を終えると、重さに慣れてスピード感が鈍る心配があります。ダンベルを持ったあとは必ず素手のシャドーを挟み、本来のスピードを確認してください。

肘にも注意が必要です。パンチを伸ばしきったとき肘を完全にロックしないことが、ケガ予防として挙げられています。ダンベルを持つと、勢いで肘を伸ばし切りやすくなります。腕だけで振らず、足や腰から連動して打つ意識が大切です。腕が疲れるとガードが下がりがちになる点にも気をつけましょう。

運動前には肩や手首をほぐしておきましょう。肩・肘・手首に痛みや違和感が出たら、すぐに中止してください。続くときは自己判断せず、整形外科などの専門医に相談してください。

最後に、道具の置き場所です。ダンベルは使い終わったら、足元に転がらない場所へ置きます。足を動かすシャドーでは、踏んで転ぶ危険があります。周囲に1m以上の空間がある場所で行うと安心です。

あとがき

ダンベルシャドーの重さは、片手0.5〜1kgのペアから始めるのが基本です。上限の目安は2kgまでで、筋トレ用の重さとは別物だと考えてください。

効果は、筋力アップよりもフォームやガードへの意識づけにあります。タイプはダンベル、リストウェイト、グローブ型の3つ。重さに加えて、握りやすさ、転がりにくさ、留め具のずれにくさで選びましょう。

使うときは1ラウンドから、素手のシャドーとセットで行ってください。「少し物足りないかな」くらいで終えるのが、長く続けるコツです。

まずは軽い1つを手に入れて、いつものシャドーを丁寧にやってみましょう。

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Kick Times 編集長。 プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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