キックボクシングは雨の日も自宅トレーニングでOK!超初心者の室内メニュー

文:NOMI

キックボクシングは雨の日も自宅トレーニングでOK!超初心者の室内メニュー

このページの総論

・雨の日でも、構え・シャドー・体幹・ステップなら自宅で練習を続けられます

・ジャンプや強い踏み込みを減らせば、静かに動けます

・最初は1回15〜20分ほどの「ミニ練習」で十分です

・痛みが出たらすぐ中止し、続くときは専門医に相談しましょう

まえがき

こんにちは!Kick Timesキュレーターの能見です。

雨の日は、ジムに行くのも外を走るのも気が重くなりますよね。「せっかく練習が習慣になってきたのに、今日は休むしかないかな…」と迷っている方もいると思います。

特にキックボクシングを始めたばかりの超初心者の方は、サンドバッグもないし、家は狭いし、何をすればいいのか分からないはずです。

そこで今回は、雨の日に自宅でできる練習を、できるだけシンプルにまとめました。

必要なスペース、騒音への気配り、構えとシャドーボクシング、蹴りの基礎、体幹とステップ、続けるコツまで、順番にお話しします。

雨の日に練習を休んでも大丈夫?まず考えたいこと

結論から言うと、1日休んだくらいで焦る必要はありません。体を休めることも、練習の大事な一部です。

ただ、超初心者の時期は「練習する習慣」がまだ育っている途中です。完全にゼロにしてしまうと、次に始めるときの一歩が重くなりがちです。

ジムで指導していても、「雨の日に休んだら、そのままズルズル行かなくなってしまった」という声はよく聞きます。

そこでおすすめなのが、家の中でできる「ミニ練習」です。雨の日は「たくさんやる日」ではなく「ゼロにしない日」と決めると、気持ちがぐっと楽になります。

短くても、体を動かした日が積み重なると、次にジムへ行ったときの動きやすさが変わってきます。

今回紹介するのは、道具がほとんどいらず、狭いスペースでもできるメニューです。

始める前に整えたい場所・服装・音の対策

まずは練習できる場所を作りましょう。目安は、両腕を横に広げても家具や壁に当たらない広さです。

広い部屋は必要ありません。リビングの一角や、ベッド脇の少し空いたスペースでも十分です。

用意するものは、次のくらいです。

・両腕を広げても物に当たらないスペース

・滑りにくい床(マットがあると安心です)

・動きやすい服装

・水分補給用の飲み物とタオル

フローリングは意外と滑ります。靴下のまま動くと足を取られやすいので、裸足か、滑りにくい室内用シューズがおすすめです。足元の安定と衝撃のやわらげ方を考えると、マットが1枚あると便利です。

マンションやアパートでは、足音も気になりますよね。ジャンプや強い踏み込みは、思った以上に下の階へ響くことがあります。

今回のメニューは、ジャンプをほとんど使いません。足の運びも「そっと置く」ことを意識して、早朝や夜遅い時間は避けるなど、周りへの気配りもしてください。

なお、パンチも蹴りも、家具や壁に当てないのが大前提です。自宅では「空を切って、ぴたっと止める」ことを基本にしましょう。

超初心者向け:構えとシャドーボクシングから始めよう

シャドーボクシングとは、目の前に相手がいると想像しながら、一人でパンチや動きを練習することです。道具もいらず、自宅練習の定番です。

まずは「構え」から確認しましょう。足は肩幅より少し広めにして、前後にずらして立ちます。

左足を前にする構えを「オーソドックス」、右足を前にする構えを「サウスポー」と呼びます。私はサウスポーですが、どちらが合うかは人それぞれなので、自分が自然に感じる方で構いません。

両手は顔の近くに置き、ひじは体から離しすぎないようにします。あごは軽く引いて、肩の力は抜きましょう。

構えができたら、基本のパンチを2つ練習します。

・ジャブ:前側の手で、素早くまっすぐ出すパンチ

・ストレート:後ろ側の手で、体のひねりを使って出すパンチ

この2つをつなげた「ワン・ツー」を、ゆっくり繰り返すだけで十分です。

超初心者のうちは、速さや強さよりも、力まずにフォームを丁寧に確認することが一番の近道です。

できれば鏡の前で、難しければスマホで動画を撮って見返してみてください。「ひじが開いている」「手が下がっている」といったクセに自分で気づけます。

目安は、1分動いて30秒休むセットを2〜3回です。息が上がりすぎない程度で大丈夫です。

蹴りの基礎と、体幹・ステップで下半身づくり

キックボクシングならではの蹴りも、自宅で形の練習ができます。代表的なのがミドルキックです。腰を回して、すねのあたりで相手の胴体を狙う蹴りのことです。

私の得意技は左ミドルですが、どんな得意技も最初は基礎の反復から始まります。

自宅では、壁や椅子の背に軽く手を添えてバランスを取りながら、ゆっくり動かしてみましょう。

流れは、軸足(地面に残す足)のつま先を外側へ回し、腰を回しながら蹴り足を振り、そのまま同じ軌道で戻す、というものです。勢いをつけず、動きを確認するつもりで行います。

高く上げようと無理をする必要はありません。膝や股関節に違和感があるときは、すぐにやめてください。

次に、蹴りを支える体幹(お腹まわりや背中など、体の中心の筋肉)と下半身のメニューです。

・プランク:ひじとつま先で体を支えて、まっすぐキープ

・スクワット:ゆっくり下げて、ゆっくり戻す

・その場ステップ:かかとを浮かせて、足音を小さく左右に軽く動く

蹴りは脚だけで蹴るのではなく、軸足と体幹で蹴るものです。家の中の地味な練習が、後の蹴りの安定につながります。

続けるコツと、無理をしないための注意点

ここまでの内容を組み合わせた、15〜20分ほどのミニメニュー例です。あくまで目安なので、体力に合わせて減らしてください。

・軽い足踏みと肩・股関節を回す準備運動

・構えの確認とワン・ツーのシャドーボクシング

・ゆっくりしたミドルキックの形練習(左右とも)

・プランクとスクワット

・ゆっくりしたストレッチで整理運動

最初から全部やろうとせず、「今日は準備運動とシャドーだけ」でも十分です。続けること自体が、いちばん大切です。

運動中に痛みやしびれ、強い違和感が出たら、すぐに中止してください。続くようなら自己判断せず、整形外科などの専門医に相談しましょう。

また、自宅練習はフォームや体づくりの補助です。相手との距離感やミットを蹴る感覚などは、ジムで教わりながら身につけるのが安心です。

晴れた日には、ジムや教室でトレーナーに見てもらうと、自宅で身につけた動きがより生きてきます。

あとがき

雨の日でも、キックボクシングの練習は自宅で続けられます。

ポイントは、場所と音に気を配ること、構えとシャドーでフォームを確認すること、蹴りと体幹で土台をつくること、そして痛みを感じたら無理をしないことです。

全部できなくても構いません。「ゼロにしない」を合言葉に、できる日にできる分だけ、楽しみながら続けてみてください。

雨の日の小さな練習が、次の晴れた日の自信になりますよ。

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Kick Times 編集長。 プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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