こんばんは!Kick Times キュレーター能見です。
最近は日本だけじゃなくて海外でも試合をする選手が増えてきましたね。
テレビやメディアに取り上げられている選手もいます。
デビュー戦の選手もいます。
そして今日はみんなが知りたいであろう一番気になるところ!
プロキックボクサーのファイトマネーについてです!
正直この記事を書くかは迷いました・・・。
でも書きます。勇気を出して。
ファイトマネーには何パターンかあります。
A・現金
B・チケット
C・両方
D・追加分のチケットバック
現金はそのまま契約書に書いて有る現金をもらうパターンです。
試合後に問題なく試合が行われれば規定の金額が振り込まれます。
この時よく聞かれるのですが、基本的に試合の勝ち負けは関係ありません。
試合前に提示された金額に納得して、契約が行われ体重オーバーや八百長などの問題なく試合が行われればあらかじめ提示された額が支払われます。
勝ち負けが反映されるのは次の試合で。
勝ったり知名度が上がったり、面白い試合をする選手はファイトマネーが上がることがあります。
チケットは現金でないから、チケットファイトマネー分あげるから、自分で売ってお金にしてね。
っていうパターンです。つまり1枚も売れなかったらファイトマネー0です(汗)
もちろん現金でもらえる方がありがたいですね。
ただ、現金で貰えるよりチケット金額だと多い場合もあるので、最初から沢山売れる予定がある選手はこれでも良いという方もいらっしゃるかもしれませんね。
現金でいくらか+チケット何枚か。こういうパターンもあります。
イベントの主催主がチケットの売れ残りを防ぐ為にこういったことが行われることがあります。
これはファイトマネー分のチケット売った後に、選手は定価よりチケットをだいたい7割か8割の値段で買うことができます。そのチケットをさばいた差額分がいただけるという仕組みです。
ですからファイトマネーがめちゃくちゃ安くてもチケットを凄く沢山売れる選手はこれで生活できる場合もあります。
人脈の多い選手が重宝されるのはチケットを売って大会主催者側に還元できるから。
地名度が高くて実力が伴ってない選手がなんで出てるの?
と思った時は、こういう事情もあるのかもしれません。
ちなみにファイトマネーの一部(大体3割)を所属ジムに対して、練習代やマネージメント費用として納めるのが基本的です。
(※支払い方や金額は大会の会場や団体により差があります。)
いよいよ、ここから実際の金額について書いていきたいと思います!ドキドキ。
デビュー戦!まずは誰もが通る道デビュー戦。
私の実経験です。
日本で試合した時のデビュー戦金額・3万円でした。
3万円・・・。
驚愕でしょ!?
これで俺、死ぬかもしれないのか・・・。
いや、前向きに三万円もらって人殴って褒められようと(笑)
しかも半分現金で・半分チケットだったと記憶しています。
ただ追加で100枚以上売ったのでその分のバックはあったのですが。
※ちなみにタイでのデビュー戦1000バーツ(3,000円笑)
ここからがキックの面白いところ。
よく勘違いされているのが、負けたらファイトマネーをもらえない。
↑これは間違いです。(たまーに総取りマッチもありますが)
勝っても負けてもファイトマネーはもらえます。
じゃあ負けてもいいんだね?ってそれは違います。
何故なら基本的に戦績が良い選手がファイトマネーが高いからです。
あまり定かではないのですが、私はデビュー戦に勝ち2戦目は1,5倍になっていたと記憶しています。
それ以降積み重ねるとファイトマネーが上がっていくことが多いです。
勝ち星を積み重ねると団体のTOP10リストにランキング入りすることがあります。
大体5勝くらいするとランキング入りすることが多いと感じます。
もちろん10位のランカーより1位のランカーの方が高いです。
大体下位ランカーで8〜10万円くらい、上位ランカーで10〜20万円くらいです。
話題性の高い選手はこれよりも高いファイトマネーが出されることもあります。
日本の上位ランカーになり、タイトルマッチをして勝つとチャンピオンになれます。
やはりチャンピオンになるとファイトマネーも上がります。
大会や団体、対戦相手によっても違うと思いますが、平均で20~50万円くらいでしょう。
王座を防衛するとまた値上がりすることもあります。
世界のタイトルを持っている選手になるとまたファイトマネーが上がることもあります。
私が聞いたことがある中で最近では日本人では300万~500万くらいが最高ではないでしょうか?
このクラスのファイトマネーになると那須川天心選手くらいに知名度がないと実現することはまずありません。
無敗だとか絶対的なカリスマというような格闘技を象徴し、代表する選手ということですね。
昔のK-1の魔娑斗選手はもっともらっていたかもしれません。
よくあるのがチャンピオン同士で行われるトーナメント。
団体が複数あるので、チャンピオンもキックボクシングには何名かいます。
そのチャンピオンだけを集めたトーナメント等はファイトマネーとは別で優勝賞金300万や1000万。
というようなものもあります。
また因縁の対決などで、お互いのファイトマネーを全部かけて試合をしよう。
ということもあります。
もちろん相互の選手が納得し、大会側が納得した時だけですが。
近年はONE Championship等、海外と契約する選手が増えてきました。
日本の団体で1試合すると50万円くらいもらっていたチャンピオンが、150万円くらいになったという話も耳にしています。
海外は日本よりも格闘技が盛んで各企業も注目していることからスポンサーも多く、ファイトマネーも良いのです。
順序として格闘家として、生計を立てて大成したいのであれば、まず日本でチャンピオンになりメディアに取り上げられてヒーローになる。
もしくは日本でチャンピオンになり、この海外の団体等と契約をする。
という流れになってくることでしょう!
書きたくないですね(笑)
0円!むしろ試合の参加料を払うのでマイナス!
1試合5万円平均くらいなので年間5試合したとして25万円(笑)
チケットバックが毎回5万円あったとしてもトータル50万円・・・。
絶対に生活できませんね・・・。
平均10万円だとして、年5回で50万円。
チケットバックがあったとして75万円。
生活不可能です・・・。
平均30万円で1年で5回試合したとして150万。
知名度が出てきてチケット沢山売れたとして10万を5回。50万円。トータル200万。
これにスポンサーも少しはついていると思います。
一人暮らしならギリギリくらいでしょうか。
平均100万として、年5回試合。500万。
チケットめっちゃ売って30万チケットバックを5回。650万。
これくらいになると賞金とか大口スポンサーもついてかなりプラスってなりそうですね。
もちろん人脈やカリスマ性などもありますが。
1000万くらいでしょうか。
これくらいになればサラリーマンより夢がありそうですね!
※もちろん大会の大きさによっても違し、試合も5回もできないこともあるので、あくまで参考程度にしてくださいね。
わかると思うのですが、日本チャンピオンクラスの選手でさえ、一人身でやっていくのがやっとなくらいです。
それぞれの選手が、特技を生かし、仕事やアルバイトをしています。
ジムでトレーナーをしたり、マッサージや整体。
もちろん学生時代に培った技術を仕事にしている人もいらっしゃるでしょう。
98%くらいの格闘技選手が仕事やアルバイトをしながら生計を立てているのです。
実際にキックボクシングはボクシングに比べて知名度が世界的にも日本でも低く、
その為ファイトマネーもボクシングに比べると安いです。
ボクシングの世界チャンピオンになり防衛すると1000万円くらいになる。更に防衛を重なれば億になることもあるということをよく耳にします。
シェアもボクシング市場の方が大きいので経済効果も大きいようです。
なので、キックボクシングからボクシングに転向する選手が多数いるのも納得ができますね。
キックやムエタイが好きな私には寂しい限りです・・・・。
お付き合いありがとうございました。
これを見てプロキックボクシングの選手になりたいという人が減ってないかが心配です・・・。
現在ファイトマネーだけで生活を立てられている選手はほとんどいません。
ただ、近年のメディアの推進によってAbemaTVやYouTube、もちろん地上波放送などで取り上げられる機会も増えてきて、大きなスポンサー様達も注目しています。
ちょっとずつではありますが年々ファイトマネーも向上していると思います!
私は正直に今のファイトマネーをもっと底上げできるように、このサイトでキックボクシングの知名度を上げたいと、キュレーターになりました。
選手は年間3〜6試合ぐらいしか怪我の都合や減量等ですることができません。
命を懸けて戦っている選手達がもっと夢を持てる業界になればいいなと思っています。
少しでも参考になればうれしい限りです!
それでは♫
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