格闘技業界の場合よくあるのが、選手を勝たせるために指導したりサポートする方がトレーナー。
一般の方に楽しんでもらえるように基本的な指導をするのがインストラクターというようなくくりになっていることが多いです。
インストラクターとして一般の方にはとにかくヒアリングをして何を望んでいて、それを叶えるためにどうするかを考えて正しい知識で楽しく指導すること。
トレーナーの場合、選手のパフォーマンスを最大限に引き出し、なるべく怪我なく勝たせることがお仕事となります。
こんにちは、キュレーター能見です。
私ももう１２年トレーナーとインストラクターとして暮らしてきて、好きなことを仕事にできるってとても幸せだなあと感じております。
この二つには明確な使い分けをしなくてはなりません。
今回はトレーナー・インストラクターにとって必要な能力を書いてみたいと思います！
ちなみにこの二つの違いって皆様はご存知でしょうか？
色々な業界でトレーナーやインストラクターというお仕事がありますが、キックボクシング業界のトレーナーとインストラクターについて書いてみたいと思います！
トレーナーというのは、スポーツ選手が常に最高のコンディションでパフォーマンスを披露できるように、選手の身体づくりとスキルアップをサポートするエキスパートのことです。
そして、スポーツの分野における技術指導や知識面での指導を行う専門家のことです。
難しいですか？
噛み砕いて言うと、格闘技業界の場合よくあるのが、選手を勝たせるために指導したりサポートする方がトレーナー。
一般の方に楽しんでもらえるように基本的な指導をするのがインストラクターというようなくくりになっていることが多いです。
仕事にするのにどちらも特に資格が必要ということはありません。
民間ではスポーツ系や医療系の資格が多くあり、必須ではありませんが持っていれば優遇されることもあると思います。
私自身もパーソナルトレーナーの資格や、ストレッチの資格。高齢者に対する運動指導、キッズエクササイズ、食事関係、メンタルカウンセリング、そしてムエタイトレーナーなどなど。複数の資格を所持しております。
資格は自分が接する人に対して実力不足を感じた時に勉強し取得できればそれが一番ではないかと考えています。
スタッフを募集をしているところに応募して、面接等を通過すれば普通の仕事のように採用されます。
あまり公で求人というのは見かけませんが、知人伝いやSNS、ホームページなどで募集している場合もあります。
経験者はもちろん優遇されますが、努力次第では０からでも全然上達できますよ。
初めは誰もが０だったのですから。
これはトレーナーとインストラクターで全く異なります。
トレーナーの場合、選手のパフォーマンスを最大限に引き出し、なるべく怪我なく勝たせること。
そして最大値を伸ばしていくことも必要です。
その為には当然選手に対して厳しい練習をさせなければいけないし、的確に必要な指導しなければなりません。
指導は技術だけでなくて、メンタルも必要ですし、体のケアや食事等も必要になってきます。
もちろんトレーナー自身が、知識と経験がとても重要になってきます。
そして何より重要なのは信頼関係です。
このトレーナーを信じてやっていけば、必ず勝てる。上手になれる。強くなれると思ってもらえるというのがトレーナー業として一番大切だと私は思っています。
トレーナーはとても難しいお仕事ですが、努力次第誰でもなれる職業です。
これはとにかく、楽しんでもらえる雰囲気を作れる能力が一番大事ではないでしょうか。
もちろん、パンチの指導やキックの指導がうまい。
それがあればいうことはありませんが、それよりも楽しみたいからジムに来たいと生徒を満足させるのは笑顔と雰囲気と丁寧な対応だと私は思います。
だからといって他をおそろかにしてはいけません。
日々の向上心を持って、指導力も向上させましょう。
どちらかというとトレーナーよりこちらの方が先天的な才能が必要な職業かと私は思います。
格闘技界では割と両方を兼任している方は多いです。
私も選手にはトレーナーとして強くなるために。
一般の会員様にはインストラクターとして楽しんでいただけるよう指導させていただいています。
業界的によく言われているのが、トレーナーはインストラクターを兼任できるが、インストラクターはトレーナーを兼任できない。ということ。
それはそうですね。試合をしたことがない方が一般の方に指導することはできても、試合をする選手に指導することはとても難しいですね。
兼任できている人にも殆ど得手不得手があるように感じます。
これは本当に私の個人的な意見なのですが。
インストラクター・トレーナーどちらも教える方の気持ちに立って蜜に接することだと思います。
インストラクターとして一般の方にはとにかくヒアリングをして何を望んでいて、それを叶えるためにどうするかを考えること。
フォームだけでも上手になりたいのであればその指導を。
ダイエットしたい方には痩せらるようなメニューや食事を考えてあげられること。
楽しくなりたくてジムに来ていただいているのであれば、とにかく笑顔にできること。
仲間を作りたくて来てる人もいると思うので、そういう方には周りの生徒さんとのペアを組ませたり。
そう言ったことを考えて行動できる資質が必要ですね。
逆にトレーナーは選手を勝たせなければなりません。
選手がパンチで相手を倒したいと言っても、それが次の試合で必要か明確に見極めて指導しなくてはなりません。
「今お前が次の試合で必要なのはパンチで倒すことではなくて、適切な距離でキックを蹴って、しっかりガードをすること」
きちんと状況判断できることが重要です。
もちろん練習も優しくしていては選手は強くなれませんし、ただ厳しくすればいいということではないことはわかりますよね。
選手と寄り添って信頼関係があって、初めて指導が成立すると思います。
本当に勝たせるために何をするべきなのか、親身に考えて信頼関係を気づいていくことが重要です。
どちらも求めらる能力はとても多いです。
強いだけではダメなんですよ。
長々と書いてしまいましたがいかがでしたでしょうか？
私はムエタイに24歳の時に出会い、トップセールスマンをしていましたが本当に楽しいことを仕事にしたいと思い、この道で暮らしていこうと決めました。
なかなか初めはトレーナー業で生計を立てることは容易ではありませんでしたが、本当にこれ以上に楽しいお仕事はないと、幸せを感じています。
日々自身が勉強を続け、トレーナーとしても、インストラクターとしてもまだまだ業界を開拓したいと思っております。
この業界を稼げる業界にして、子供達のなりたい職業ベスト１０くらいに格闘家かキックボクシングインストラクターやトレーナーという感じで来るのが私の夢です！
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