キックボクシングでは蹴りを使うことが可能なので自然とパンチだけのボクシングより距離が長くなります。
その分長いパンチを使わなければなりません。ボクシングのように頭がひっつくような超近距離では、キックボクシングでは首相撲という、組んで膝を打つ展開に発展することが多いのです。
同じようにパンチを打つ競技ではありますが、距離感の違いから練習・使用する技術やパターンも異なるということです。
構えもキックボクシングのように深く腰を落とすとキックをカットできなくなるので高く構えることが多いです。
こんにちは!キックタイムズ・キュレーターの能見です。
寒くなってきてお腹にお肉を蓄えてきています(涙)
今ボクシングジムに選手が出稽古にきており、それを見守りながらこの記事を書いております。
タイトルを書いているところで、今まさにボクシングジムの会員様に「キックボクシングとボクシングのテクニックの違いってあるんですか?」
と聞かれて、タイトル見て聞いてきた?(笑)と思いながら対応させていただきました。
色々私なりの違いをまとめてみますのでお暇な方見てもらえたらと思います!
ボクシングは左右の拳2つだけを用いて戦う競技です。
キックボクシングは拳に加え、肘・膝・蹴りの左右で8箇所を使って戦います。
この使用箇所の違いで、テクニックの違いなどが生まれてくるのです。
またボクシングでは相手と組み合ってしまったらレフリーが即座にブレイクを命じます。
キックボクシングでは相手の頭を押さえて膝を打つ首相撲というルールがあります。
この辺りもテクニックの違いの要因になってきます。
キックボクシングにはキックがあります。
足は手より長いので、自然にボクシングよりキックボクシングの方が危険なエリアが広くなります。
なので、キックボクシングの方がパンチも長いものを使うことが多いです。
上記にも書きましたが、キックボクシングでは至近距離になった場合はそこでは打ち合わずに、首相撲というムエタイのテクニックの肘や膝の展開に発展することが殆どです。
こういったルールの違いによって距離が変わります。
距離に合わせたテクニックを使うということになります。
先ほども申し上げた通り、パンチよりキックの方が長いです。
あまりに短いパンチを打ってからキックを蹴ろうとした場合、距離が合わず本来のキックの威力が発揮できなくなります。
なので蹴りにつなぐ場合は余計に長いパンチを打つことを求められます。
同じパンチを使う競技ではありますが、距離が変わることによって使うテクニックも変わってくるのです。
ボクシングは拳二つだけで戦う為パンチをもらわないよに、腰を落とし頭を前後左右に振ることが多いです。
キックボクシングでそれを行ってしまうとキックをディフェンスすることが難しくなります。
またボクシングの選手のガードが顎にあることが多いのに対して、キックボクシングの選手はこめかみにガードがおかれていることが多いです。
それはボクシングでは両方の拳だけを見ているのに対して、キックボクシングは8箇所を見なければなりません。
それだけ広い視野を見てかわすのは難しいので、最初から保険の手をつけてガードしておこうということです。
ルールが違うと軸の概念が違ってきます。
キックボクシングでは頭を下げたり振ったりしすぎると膝蹴りやキックを頭にもらってしまうことも多いです。
動画でも解説しましたので、よかったら参考にしてくださいね!
共通して似ている技術や、テクニックも沢山ありますが、上記を考えるとやはり別の競技。
同じように考えていたのではどちらでも勝利を掴むのは難しいですよね。
柔軟に考えて、キックボクシングでボクシングのテクニックを使いたい場合は使える部分を良いとこ取りするののが一番良いと思います!
沢山練習してテクニックを身につけてくださいね。
いつも読んでいただきありがとうございます!
YouTubeで一番優しいキックボクシングの基礎動画を配信しています!よろければチャンネル登録もお願いします!
関連記事:キックボクシング『マススパーが恐い人とマススパーで力む人の為のレンチューン』とは!?
関連記事:KO量産!?急所を的確に狙う場所は分かっていますか。
関連動画:新米トレーナーさん必見。人にバンテージを巻いてあげる方法!
関連動画:これからキックボクシングを始めたい方、始めたばかりの方へ向けた動画を作成しました!
関連動画:キックボクシングで大切のは『軸!』概念をわかりやすく説明します!