このページの総論
セコンドに一番大切なお仕事が何かわかります。
セコンドに必要な持ち物もわかります。
セコンドの気持ちも理解できます!
是非下記詳細読んでくださいね!!
こんにちは!Kick TImesの能見です。
最近はお陰様でコンサルタント業も賑わってきました。
色々なレッスンプログラム開発や、トレーナーさんの売り出し方についてのプロモーション、ジムの経営などに携わらせていただいております。
嬉しい限りですね。
キックボクシング・ムエタイ関係などで何かお悩みがある方は是非ともご相談ください。
先日ジムでマスをしている生徒さんにセコンドについてくださいとお願いされました!
トレーナーを普段のマスからセコンドにつける・・・・。賢いな(笑)
もちろん自分も色々アドバイスを送りました。そして最近セコンドについていないなあと思いました。
以前は毎月のようにプロかアマチュアの試合がありセコンドかレフリーで入っていましたが、コロナ騒動もあって大分静かになって寂しいものです。
そんな中、先日。今度選手のセコンドにつくので何をすれば良いか教えてください!
とリクエストをいただきました。ありがたい限りです。
今回は『キックボクシング・セコンドのお仕事です。』
そもそもセコンドって何!?って方もいらっしゃるかもしれません。
知らない人にわかりやすくいうと、試合をしている選手のリングのしたであーだこーだ言って、選手に水をあげたり、汗を拭いたりしている人です。
では、そんなセコンドの方のお仕事って一体なんなんでしょうか?
皆様なんだと思いますか?
逆にキックボクシングをやっている方からしたらセコンドの仕事は『選手を勝たせること』と考える方も多いかもしれません。
これはレフリーの1番のお仕事と同じなのですが、私が考える選手の1番のお仕事は『選手を守ること』これに尽きると思います。
もちろんこれは自分のチームの試合をしている選手が圧勝で1発ももらわないというのであれば必要はないでしょう。
ただ、現実的に1発ももらわないなんてどんな選手でもあり得ません。
そしてその1発で人が倒れてしまうのがキックボクシングなのです。
倒れるならまだ良いのです。試合が終わるから。
倒れられず、ディフェンスもできない状態で立ったまま攻撃され続ける。それ以上に恐いことはありません。
その日無事でも後日後遺症が出たり、骨折していて日常に支障をきたすなどのこともあるのです。
ですから、ルールの範囲内できちんとバンテージを拳に巻いてあげることも選手を守ることに該当すると思います。
そしてセコンドには試合を終わらせる『タオルの投入やリングに上がって試合棄権の意思表示』の権利があります。
本当に大切なのは自身の選手が危ないと時に守ることだと私は思っています。
その他にもお仕事は沢山あります。
2番目に私が考えるセコンドのお仕事は『試合をスムーズに進行出来る様にサポートすること』だと思います。
1人ではファールカップを完全につけたり、グローブにテーピングを巻いたり、マウスピースをつけたり、ワセリンを塗ったり、ガウンを脱いだりすることはできませんね。
こう言った試合の進行をサポートすることがセコンドの2番目に大事なお仕事ではないでしょうか。
リングに上がっていて試合をしている時だけがセコンドのお仕事ではないのです。
もちろん選手だけでなく、セコンドが試合の進行を妨げることは反則として、出場選手の原点などの対象になります。
セコンドにもスポーツマンシップが大切ということですね。
スムーズな対応をできるセコンドが良いセコンドではないでしょうか。
上記の2つをクリアした上で、皆様の考える選手を試合で勝たすというお仕事になってくると思います。
普段のジムでの練習のサポート・減量対策・対戦相手の研究・メンタルカウンセリング・体のケア・心を鬼にして追い込んであげる等、普段からの関係ができている人間が、一番試合の時にセコンドにつくのに私はふさわしいと思っています。
試合当日のお仕事でいうと
試合前だけでも、試合の流れ(何時会場入り、ドクターチェックが何時、バンテージチェックが何時、試合が何時)を把握したり、選手の飲むお水などの買い出し(詳細は下に書こうと思います。)ストレッチやアップの相手、バンテージを巻いたり、ワセリンを塗ったり、メンタルコントール、戦略確認、グローブを巻いてテーピングをしたりと沢山あります。
入場時に不安を取り除いて、自身を持たせてあげることも大切です。ルールチェックをリング上で選手と一緒に受けたり受けたりマウスピースをはめてあげたりもします。
試合中は指示出しになりますが、基本的に試合中のセコンドが指示することは禁止とされています。誰も守っていませんが(笑)
インターバル中も仕事は盛り沢山です。選手を座らすのか立たせておくのか、水は必要なのか、マウスピースは外すのか、対戦相手にどう感じるのかのヒアリング。相手の見つけた弱点や、自身の選手の修正部分を話なす。鼻血がやカット傷があれば止血をします。打撲のダメージや熱があれば氷を使ってアイシングをしてあげることも大切ですね。部位的痙攣などを起こすような疲労が見えるならマッサージも必要です。
1分のインターバルで2人or3人でこの全てをこなさなければなりません。
チームプレイも大切です。
私はこの時に相手の弱点を見つけ、徹底させるのが得意です。
選手によって、しっかりと脳に入ってくる言葉と入らない言葉もあります。
それを普段からの関係性を作って見極めて指示を出すのも大切ですね。
セコンドは持ち物が多いです!
まずはタオル(三枚くらいあった方が良いですよ)、ワセリン、選手が飲む水、汗などを流すようの水、アイシング用の氷、小分けにする氷嚢、バケツ、テーピング、必要なら止血用の綿、綿棒。
などでしょうか。
選手があれないの?とならないように、気を利かせて、試合に集中させてあげる準備がとても大切ですね。
ぶっちゃけ自分が本気で練習を見ている選手であれば、その選手の勝ち負けは自身が試合をするより疲れます(笑)
自分が戦って自分が負けた場合は、自己責任だなあって思うのですが、セコンドに入っていて、選手が負けた場合は俺私のせいで負けた・・・・。
という気持ちに絶対になります(笑)
なので、普段から練習をみていない選手のセコンドは私は安請け合いはしません。
皆様にもそうすることをお勧めします。
普段から一緒に練習を見てきて、その選手の勝ち負けを全て背負って一緒に戦えるくらいの気持ちじゃないとセコンドは辛いです。
自分もセコンドについた当初は負けて、よく自分を責めました。
それが嫌で選手には超スパルタにしていました(笑)
その甲斐もあって、3年間で負けさせた選手がいないというセコンド能力を手に入れることにも成功しました。
大切なのは何度も言っていますが、普段からのコミュニケーション。
試合は普段の練習からとっくに始まっているのです。
動画でも解説してみましたのでよろしければ観てくださいね!
自分はトレーナーをして、選手と共にあゆみたい!!
そう思っていたのですが、ミットの持ちすぎで頸椎が破壊され、あまり現在は女性のミットしか持っていません。
ただ、自分の能力を伝えたいとは思っているので後継者募集中です!
接客・集客・ミットの持ち方から指導させていただきます。
セコンドもできないと本物のトレーナーとは言えません。
しっかりやる以上は突き詰めて、選手を守り、選手を勝たせてあげましょう!
ご愛読ありがとうございます!
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