キックボクシングで試合を目指していれば怪我のリスクは付き物です。
捻挫や打撲、骨折などのリスクなどもあるので、予防やアイシングや固定などの処置なども覚えていきましょう!
こんにちは!
2021年も元気に頑張っておりますキックタイムズ・キュレーターの能見ちゃんです。
現在引っ越し準備でバタバタしておりあまり投稿できずにいますが、引っ越しが終わればガンガン投稿増やしていきたいと思っております!
応援お願いします。
そして最近、たまにジムでスパーリングの相手などをすると脛当てをつけていてもカットや自分のキックで打撲痣ができるんですよね(涙)
どんだけ脛弱いんだってちょっと笑ってしまいます。
そんなこんなで今回は『ケアの種類やリスク』について解説して行こうと思います。
やっぱりキックボクシングはコンタクトスポーツなのでそれだけ怪我が多いです。
最小限に留められるようにお力になれたらと思って書かせていただきます!
あくまで試合を目指してバリバリやる方への注意ですので、フィットネスで楽しくやる分にはこんな大きい怪我のリスクはないので、怖がらないでくださいね!(笑)
打撃系格闘技で一番多いのはやはり打撲ですね。
相手を蹴って、硬い肘に当たってしまったり、綺麗に膝で受けられてしまうと怪我をしやすくなってしまいます。
綺麗に脛がその場所にあたればまだ良いのですが、足の指や甲が当たってしまうと突き指や捻挫の原因になってしまいます。
また当然相手に殴る蹴るされるので、それも打撲の原因になります。
キックや膝をお腹にくらったり、顔を殴られてしまうと骨折してしまうこともあります。
自分もキックで右腕の尺骨を骨折して手術をした経験もあります。
脇腹などの肋骨は脆く、ミドルキックや首相撲の膝などで折れてしまうこともよくあります。
顔で折れやすいのは目の奥の眼窩底骨折です。目に強いパンチをもらってしまうと目の奥の骨が砕けてしまい物が何重にも視えてしまうそうです。
初心者のうちは足首や手首は最初のうちはサンドバックを打っても捻挫してまうこともあるので最初のうちはゆっくり優しく打ってみて、大丈夫だったらちょっとずつ威力やスピードを上げていくようにしましょう!そうすることにより大幅に怪我のリスクを軽減することが可能です。
あとは肉離れなどの寒い時期の、充分な準備体操ができていない時期には起こりやすいので注意しましょう。
運動前の準備だけでなく、運動後のストレッチも大切にしてください。
せっかく楽しいキックボクシングも怪我をしてしまっては悲しい気持ちになり、嫌いになってしまいかねません。
下記の予防をしっかりと意識してくださいね。
まずは予防としてしっかり、準備体操することが大切ですね。
動く前にはしっかり体をならして、いきなり強い衝撃を与えないようにしっかり体を温めるようにしましょう。
怪我のリスクで言うと
シャドーボクシング くくく ミット・サンドバック くくく スパーリング
という順になりますので、しっかり準備体操をして、できることなら縄跳びや軽めのロードワークをしてしっかり体を温めてからキックボクシングの動作に移していけると良いですね。
物に当てる反動があるものほど怪我のリスクは高くなりますから、順を追って強度を上げていくことが大切ですね。
最初のうちは脛当てをつけてサンドバックを蹴ったりするのもありだと思います。
手首が痛い場合は即座にバンテージの使用をお勧め致します。
またディフェンスの方法を知らないのにマススパーリングをしてしまったり、それを飛び越してガチンコのスパーリングをしてしまっては怪我のリスクは飛躍的に上がります。
元々キックボクシングは相手を破壊し、倒し、勝ち負けをつける競技なので当然と言えば当然ですよね。
しっかり怪我をしないようにディフェンスの基礎を覚えられると良いですね!
人間の体は足とお腹は打たれれば強くなっていきます。
しかし頭部(脳)だけは打たれれば打たれるほど脆くなり、回復ができません。
頭を打たれると脳震盪が起こったり、気絶をしてしまったり、パンチドランカーにしまったり、最悪の場合には死に至ることもあります。
キックボクシングを楽しいものにし続けるためにも、頭部のディフェンスはしっかりとマスターしましょう!
怪我の処置には基本的にRICEの法則と言うものがあります。
Rは「Rest」(安静)、Iは「Icing」(冷却)、Cは「Compression」(圧迫)、Eは「Elevation」(挙上―持ち上げておく)
上記の処置を医師の診断が出るまでは推奨されています。
基本的には怪我の全てに使えます。
ただ意識がない時にはとにかく安静が一番なので、口の中の物だけ飲み込まないように取り出して、気道を確保して救急車をすぐに呼びましょう。
ちなみにR・RESTはとにかく動くな休めと言うことです。
I・Icingはとにかく冷やしましょう。冷やすのはアイスノンより氷嚢の方が効果的です。氷嚢がなければビニール袋を2重にして、氷を入れ少しだけお水を入れて上げて氷嚢を作りましょう。15分アイシングして、ちょっと休憩を繰り返し、凍傷にならないように行います。
C・Compressionは圧迫です。包帯などで縛り付けると怪我で内出血している部分の血を止めることができるので、怪我がひどくなりにくいという理論です。これもアイシングと同様で、きつめの圧迫だと15分くらいで一旦解いて上げないと壊死してしまう可能性があるので注意してください。包帯がない場合は格闘家のマストアイテムであるバンテージで代用可能です。
E・Elevationは挙上。心臓より高い部分に受傷部を持ってくることにより、重力で血流を悪くして、血の流れを抑え怪我の広がりを抑制すると言うことです。
結局は怪我は内出血が多く、ひどくなってしまいます。
その初期対応で1ヶ月かかるものが2週間で抑えられたりします。
怪我をして2〜3日は上記を意識すると回復の速さが圧倒的によくなります。
2〜3日続ける理由は内出血が治まる時間が48~72時間と言われているからです。
それを過ぎたあとは温めたり摩ったりして上げましょう。
上記はあくまで応急処置ですので、しっかりと油断したり自己判断したりせずにお医者様の診察を受けてくださいね。
リアルくも膜下出血体験
怪我と休息について
準備体操と練習後のストレッチの違い!↓
RICEの法則!↓
格闘技は本当に楽しく魅力的なスポーツです!
ただ、上記を読んでいただいてお分かりいただけたかと思いますが、怪我のリスクが常時あるコンタクトスポーツですので、まずしっかりと準備体操をすること、そしてウォーミングアップをして、強度の低い順に動いていくということを徹底して良い癖作りをしましょう。
それでも試合を目指す方などは相手が強ければどうしても怪我のリスクは上がってしまいます。
怪我をしてしまった時に最短で復帰できる処置もしっかり頭に入れておくことが大切です。
もちろんトレーナーさんはそれを指導できるようにしておくのがトレーナーとしての最低ラインではないかと私は感じております。
焦らず初期対応できるように準備しておきましょう。
それでは怪我のない素敵なキックボクシングライフをお過ごしくださいませ!
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