キュレーターの能見です。
今回、初めてリクエストを読者の方からいただいたので書いてみようと思います。
「私のジムはリングがありません。リングってどんな感じで、どんな影響がありますか?」
というものです。
こういったリクエストは嬉しい限りですね!
それでは書いてみたいと思いますのでお付合い、よろしくお願いします。
目次
そもそもリングって何!?
リングは四つのコーナーポスト(柱)と4本のロープ、床のステージ部分からなる選手が試合を行うための神聖な場所です。
コーナーポストは赤コーナー、青コーナー、そして白のコーナーのニュートラルコーナー2つで分けられます。
赤、青はそれぞれ選手を識別するために分けられます。
基本的にキャリアが上の選手やチャンピオンが赤コーナーになることが多く、挑戦する側が青コーナーになることが多いです。
稀に例外で主催のジムが赤コーナーになったり、メインの選手と同じジムの選手が試合をする場合、格下でも赤コーナーになる場合等があります。
そして白いコーナー(ニュートラルコーナー)はダウンを奪った時や、反則や注意があった時にそのコーナーで待機するのに使用されます。
試合中に自分のコーナーに戻ってしまうとセコンドの指示が聞こえてしまい、片方が優勢になるのを防ぐのに用意されています。
※6角形の金網リングを見かけることもあるかと思いますが、基本的に6角形の物は総合格闘技用です。
リングのサイズって決まってるの!?
リングのサイズは6,1m×6,1mのサイズ。
大きいものでは7,3m×7,3mのサイズもあります。
会場によって若干サイズが異なるというのを覚えておきましょう。
ステージの高さにも1,20m以上1,50m以下という規定もあります。
ただ、一般のジムにあるサイズはこんなに大きくはないことがほとんどです。
面積に合わせて作られているものがほとんどでしょう。
上記はあくまで公式戦用のものです。
赤コーナー・青コーナーってどうやって決めてるの?
赤コーナーをリングオフィシャル(主催者席)の左側にすることが一般的です。
そしてその向かいが自動的に青コーナーになり、残りの二つがニュートラルコーナーになります。
ちなみに選手は自分の色のコーナーでインターバルでセコンドによるサポートを受けることができます。
試合の合間に水をもらったり、アドバイスをもらったり、冷やしたりしているあれですね。
ニュートラルコーナーとは、ラウンドの最中にアクシデントがあった場合に選手が一時待機する白いコーナーのことをニュートラルコーナーと言います。
ローブロー(金的に当たってしまった)場合やドクターチェック等の場合に、そのコーナーで待機する形になります。
ちなみに試合を進行するのに必要な人員って!?
そして、選手が各コーナー1名・サポートをするセコンド。試合を進行するレフリーが1人・それを判定するジャッジ・負傷の具合を判断するドクターが必要です。
※基本的セコンドは3人で、インターバルの間リング上がれるセコンドは2名までですが、セコンドの人数は試合によって変動することがあります。
もちろん上記以外にも大会の責任者やプロモーター。
レフリーも予備の人員も大体いますし、忘れてはならないラウンドガールもいます!
観客の皆様やファンや応援団の方もいますので実際に会場には沢山の人がいますね。
リングで戦うって何が違うの!?
これは私個人の主観ですが、攻める側にも守る側にもメリットもあります。
まず攻める側からすると相手をコーナーに追い込むことにより、相手を逃げられなくしてパンチやキックをまとめて打つので倒しやすいというメリットがあります。
逆に守る側は相手も左右に回れなくなったりロープを背負ったりする安定感で、攻撃パターンが読みやすくなったり、ディフェンスしやすくなったりということがあります。
パンチが連打が得意な選手などは相手を追い詰めるときにリングがあるととてもポイントが取りやすいでしょう。また相手にロープやコーナーを背負わすことによりプレッシャーを与え疲労・疲弊させることができます。
逆に前蹴りなどが上手でディフェンに長けている選手はロープを背負って戦った方が相手をコントロールしやすく勝ちやすくなるということもあります。
ちなみにロープを掴んで攻撃をしたり、故意にコーナーやロープにもたれたりというのは反則行為やダウンとみなされる場合もあるので注意しましょう。
あとがき
私はロープがないと実力の半分くらいしか出せません(笑)
普段からロープを背負ってジムで何年も練習していたため、リングの中央で戦うよりコーナー背負って、前蹴り蹴って、ミドル蹴って、近寄られたら膝・肘っていうスタイルでした。
またリングに上がるのに、セコンド方のスリッパや短パンなどは本来マナー違反です。
神聖な場所ですので身だしなみも大切ですね!
あなたにとってのリングってどんな意味がありますか?
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