キックボクシングのカウンターについて解説! KO量産!

この記事の総論

・カウンターは相手の前進や攻撃に合わせてディフェンスをしながらダメージを与えることカウンターと言います。
・カウンターに大切なのは基本的な防御力(ディフェンステクニック)に加えて、反射神経や動体視力の良さになります。
・相手の前進や攻撃に合わせていかに自分のダメージを少なく最大限のダメージを与えるかが大切です。
・カウンターにはかわしがなら、受けながら、捌きながら、相手より先に当てるの4種類があります。

まえがき

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今回はリクエストの多かったカウンターについて書かせていただきます。

なんとなくカッコ良い響きのカウンター!

でもカウンターってどんな仕組みって質問すると答えられない方が多いんですよね。

カウンターってそもそも何?という方からわかるけどどうしたらいいの?という方まで読んでいただければ納得いただけるように書いてみますので、是非最後まで目を通していただければ嬉しいです!

それではスタート!

そもそもカウンターって何?

まずはここからですよね。

カウンターとは相手の攻撃や踏み込みの勢いを利用し、相手の攻撃をディフェンスしながら自身も攻撃を当てることを言いいます。

わかりやすく言えば止まってるトラックに自分から突っ込むだけより、向かってくるトラックに自分も最初からぶつかる気満々でエアバックを身体にぐるぐる巻きにでもしてトラックで突撃する・・・。

とでも言えばわかりやすいでしょうか?

とにかくポイントはディフェンスしてから返すのではなく、ディフェンスしながら返すということがとても重要です。

受けてから返すでは相手の前進力を使えない(利用できない)のでカウンターにならないということですね。

ちなみにディフェンスをしながら返す。と書いていますが、たまにあるんです。

ディフェンスしないで小の力をもらいながら、大の力を返すという荒技が。

ジャブならもらいながらストレートどごんって返すよってのも。

よっぽどの覚悟と見切りが必要でしょうね。たまにこんな見かけますが私はこんな荒技はできません!

カウンターに必要な能力って何?

カウンターはとても難しい技です。それこそ上級者の技です。

何故かわかりますか?

まず相手の攻撃に合わせるという時点で相手の攻撃を予測&見切れなければなりません。

その上で相手の攻撃をディフェンスしながらバランスを崩さずに力を乗せた攻撃をしなければならないのです。

ということはですね。

まずは相手の攻撃を予測できる経験値。

そして見切る動体視力。

あとは相手の攻撃を回避するディフェンス能力に、ディフェンスしながら強打するバランス感覚と筋力、技術が必要なのです。

つまり初心者がはい、どうぞでできる技ではございません。

基礎の攻撃、ディフェンス、バランスができていて全部が揃って初めてできる技です。

ですが、チャレンジすることはとても大切です。

最初はなんでもいいです。ジャブでもストレートでも、ミドルでも。

これが来たらこれを返すというのを1つでいいのでひたすら反復して、より丁寧により、バランスを崩さず、よりダメージを受けずにディフェンスをしながら、より速く、より強く、より正確に攻撃する練習をしていきましょう!

誰でも最初は素人です!やっていく上で上達していくのです。

カウンターの種類ってどんな種類があるの?

カウンターにも種類があります。

私が考えている種類は基本的には4つです。

1・かわしながら返す

2・受けながら返す

3・捌きながら返す

4・相手が出したのを見てから先に当てる

基本的にはこの4つなのですが、これを見てもよく分からないと思うので1つずつ解説していきたいと思います。

1・かわしながら返す

自分に向かってくる技をかわすと同時に相手に攻撃をするカウンターです。

真っ直ぐのジャブやストレートを顔をずらしてかわしながら、同時にパンチやキックを打ち込む一番多く使われているカウンターですね。

例えばミドルキックやローキックを蹴る時にまっすぐではなく斜め45度に踏み込みのもこの為ですね。

相手がストレートを打ってきたのに対して、同時に自身は斜め外に踏み込み、相手の攻撃をかわしながら蹴る。

これはれっきとしたかわして攻撃するカウンターですね。

まっすぐのパンチは一番試合でも多く使われる技なのでカウンターも必然的に一番合わせやすい技になります。

しっかりと見切って打てるように普段から練習しましょう!

2・受けながら返す

受けながら返すカウンター。

相手の攻撃を腕で受けながら返すカウンターが一番簡単でメジャーではないでしょうか。

例えば左フックを右手でブロックしながら自身も左フックを返す。

相手のミドルをカットせずにわざと腕で受けながらストレートを返す。

冒頭でも書いたような、ジャブをわざと硬い額で受けて強いストレートを合わせる。

キャッチもここに分類されます。ミドルをキャッチすると同時に膝。

ボディへの攻撃をワザと受けて肘で斬る等、パターンは無数ですね。

とにかくタイミングがシビアなので、躊躇すると結果自分だけがダメージを受けてしまうだけなので注意しましょう。

そして相手の攻撃力を見余ると、攻撃を受けた時点で自身が効かされることもあるので注意しましょう!

3・捌きながら返す

これは凄く器用なタイプの方が使うカウンターです。

例えば相手のストレートを左手でパリングしながら右手でストレートを打つ。

前蹴りを捌きながら攻撃する。

ストレートをパリングで自分の方に引き込みながら膝を合わせる。

曲げたパンチやミドルなどの軌道には使いづらいですが、真っ直ぐ飛んでくる軌道の攻撃にはとても有効です。

払った手で自分の方に引き込めば更に勢いはついて威力を倍増させます。

それぞれの手足に全く別の仕事をさせなければいけないのかなり難しい技術ですが、できれば強力な技ですね!

4・相手が出すのを見てから先に当てる

これこそカウンターの真髄ですよね。

技や動作にモーションがあっては絶対にできませんし、スピードに絶対的な自信がないとできない技術です。

例えば、相手がフックを出すのを見てから内からジャブやストレートを出す。

蹴りの踏み込みに合わせて先にパンチを当てる等。

究極はジャブのモーションを見てからジャブを出して先に当てる。

ミドルの踏み込みを見てから自分が先にミドルを当てる。

とにかく集中力を必要とします。普段からコンマ1秒を削る練習と努力をしなければできません。

どうしたら良いかひたすら考えて努力することでしか辿り着けない境地ですね。

動画でも解説しました

文章だとイメージしづらいと思うので、簡単に動画でも解説させていただきました。

練習仲間と二人一組で初めはゆっくり、ちょっとずつスピードをあげてという感じで

受け返し形式で練習していくのが良いかと思います。

 

あとがき

自分はパンチはフック、蹴りはミドルや膝でカウンターを取るタイプの選手でした。

バチバチの打ち合いの中のカウンターとかはリスクが高くて殆ど行いませんでしたが、男なら倒して勝つという方は打ち合いの中のカウンターも積極的に練習してみてください。

その際に実際に当てる様であれば必ずマウスピースやヘッドギアなどの防具をつけて行いましょう!

特に顔のダメージは抜けません。練習の時点で怪我やダメージを蓄積してしまっていては本末転倒です。

 

カウンターはとにかく沢山の能力が必要とされる技術ですので基礎を大切に日頃の練習を頑張ってください!

どんな人もきちんと基礎を大切に頑張れば必ず身につけれられます。頑張ってくださいね。

 

今後もリクエストやコメントもお待ちしております!

いつも読んでくださってありがとうございます!



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プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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