キックボクシングの為のSAQトレーニングとは!?速く強くなるのに必須!

この記事の総論

素早い動きを身につけるのに三つの要素を成長させましょう!

その三つの頭文字をとってSAQトレーニングと言われています。

SPEED スピード(速さ):重心移動の速さ

AGILITY アジリティ(敏捷性):運動時に身体をコントロールする能力

QUICKNESS クイックネス(俊敏性):刺激に反応し速く動きだす能力

このページではそれぞれの意味合いやトレーニングをキックボクシングの練習や動きとしてわかりやすく解説させていただいております!

先書き

こんにちは〜!キックタイムズの能見です。

最近はトレーニング方も沢山の方法が提唱されていますね。

どんなトレーニングがキックボクシングにはどんな効果があるのでしょうか。

その中でも一番質問の多い、スピードを上げるためのトレーニングについてお応えしたいと思います。

 

スピードを上げるトレーニングといっても沢山のトレーニングがあります。

スピードといっても沢山の種類のスピードがありますよね。

今回はその中でも着目されているSAQについて解説したいと思います。

興味があれば是非練習の一環として取り入れてみてくださいね!

キックボクシングのスピードを上げるには

一口にスピードと言っても、パンチのスピードなのか、移動速度なのか、頭を振るはやさなのか、反応速度なのか。

色々あると思います。

そんなものを鍛えるトレーニングを一色単にまとめてSAQトレーニングと言います。

現状キックボクシング専門でこの動きをすればここが強くなる等、推奨しているSAQトレーニングという記事がなかったので解説していきたいと思います。

まずはSAQトレーニングのSAQは頭文字をとってSAQと言われています。

それではSAQというものが何なのか解説していきたいと思います。

 

SPEED スピード(速さ):重心移動の速さ

AGILITY アジリティ(敏捷性):運動時に身体をコントロールする能力

QUICKNESS クイックネス(俊敏性):刺激に反応し速く動きだす能力

 

上記の頭文字を組み合わせてできたものがSAQトレーニングです。

ただ上の文章を読んでも余程スポーツや身体的なものに精通していないと。なんだこれ??ですよね。

これをそれぞれキックボクシングに置き換えて説明していきたいと思います。

S=SPEED スピード(速さ):重心移動の速さ

まずはスピードからです。

これは重心移動の速さ。

難しく考えずに移動する速さと考えるとわかりやすいかと思います。

試合中に相手に対して素早く踏み込みパンチやキックなどの攻撃をする。

サイドステップで回る。

バックステップで距離をとる。

このような動作を重心移動といい、この動作を早くしたい場合はSAQトレーニングにおける

S=SPEED スピード(速さ):重心移動の速さ

をトレーニングする必要があります。

 

具体的にどんなことをすればこの重心移動が上がるのか。

まずは普段からそのステップを早く移動できるようにステップの練習をすること。

そしてまっすぐステップをすると考えれば、5m走(初速の上昇)や幅跳び、ハードル走、BOXジャンプなどがあります。

横にサイドステップをすることを考えれば、反復横跳び、片足の踏ん張り踏切等のトレーニングがあります。

バックステップに関してはやはり後方移動するトレーニングなどが必要です。

ラダートレーニングなどはそれぞれに合わせた動作がしやすく万能ですね。

自分の鍛えたい能力にあった、スピードトレーニングをしていくことが大切です。

A=AGILITY アジリティ(敏捷性):運動時に身体をコントロールする能力

アジリティはあまり聞きなれない言葉ではないでしょうか。

AGILITY アジリティ(敏捷性):運動時に身体をコントロールする能力

敏捷性という意味ですが、ビジネス用語では環境に適応するための組織や運営上の適応性などとも意味されます。

キックボクシングでは相手に攻撃を受けたり、色々足を掴まれたり、相手を攻撃したりしてバランスを失いかけることが多いです。

それをいかにブレずに修正できるかというバランスの部分の、キックボクシングにおいての敏捷性=アジリティということになります。

 

これについては体幹の強さや足腰の強さが重要になりますが、キャッチされた状態、攻撃をされた時のブロックの練習、硬いものをしっかり打つ。こういった実際の動作をすることによりちょっとずつ成長していきます。

また、不足の事態に備えるために普段から様々トレーニングを用いることが大切です。

バランスディスクや反復横飛びの切り返し、ラダーの切り返しなどの方向転換やバランスを取ろうとするトレーニングがキックボクシングでも生きて来ることが多いです。

軽視されがちな部分もありますが、こう言った緻密な部分で試合で差が出てしまうこともあります。

考えて弱いところは克服していくことが必要ですね。

Q=QUICKNESS クイックネス(俊敏性):刺激に反応し速く動きだす能力

クイックネスというと速さをイメージすると思います。

QUICKNESS クイックネス(俊敏性):刺激に反応し速く動きだす能力

スピードと何が違うの?と感じるかと思いますが、クイックネスは何かの物事に反応して体を動かすことを表します。

例えば、パンチがとんできたのを見てかわす。キックが飛んできたものに合わせてカットをする。

これはパンチやキックに反応してディフェンスするのでクイックネスの部分です。

近距離からピンポン球を投げられて頭を降ってかわすなどのシーンを見たことがありますでしょうか?

もしくは柔らかい棒などで、攻撃されるのに合わせてブロックをしたり、頭を降って交わしたりなど視覚から来たものを瞬時に体に伝達して動かすことがクイックネスになっています。時には触覚、聴覚などの感覚の場合もあります。

これは競技の特異性(その競技独自の動き)が多く関与して来る部分なので独自の動きをしっかりと行なっていくことが大切です。

カウンターはこのクイックネスの部分を大きく使用します。

見てかわす→かわしながら攻撃する。

かわすだけでなくかわしながら攻撃するので通常よりもかなり高いクイックネスが必要となってきます。

受け返しなどもクイックネストレーニングには必須です。

いきなりスパーリングをしてもディフェンス反応できないのはこのクイックネスの部分のトレーニングが足りないからですね。

後書き

自分が10年前現役だった時よりかなりトレーニング法なども提唱されてきました。

科学的に解明されてこれが有効だよというものも沢山出てきました。

しかし、キックボクシングに特化してこのトレーニングというものはあまり見つかっていません。

上記のものが少しでも参考になればと思っています。

技術だけじゃなくて体の強化もキックボクシングには必須です!

 

いつもご愛読ありがとうございます!

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プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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