最強で最凶ルール!ムエカッチューアとミャンマーラウェイとは!?

このページの総論

ムエはタイ語で格闘技、カッチューアは麻紐という意味です。

麻紐をアユタヤ王朝時代には拳に巻いてビルマ=今のミャンマーと戦った戦場格闘技のことです。

戦場の技なので金的や目つき、喉つきなどももちろん使われていました。

ムエタイの元となるタイの武術です。

 

そしてミャンマーのラウェイですが、ビルマ拳法のことでラはミャンマー語で拳、ウェイは戦いを意味します。

拳で戦うですが、拳以外もバリバリ使います!

詳細は下へ↓↓↓

先書き

こんにちは!

キックタイムズキュレーターの能見ですよ!

 

いやー、こないだ久しぶりに首相撲したらびっくりするくらい身体が動きませんでした(涙)

サボって動画や記事ばかり書いていないで、練習しないと太っちゃうだけでなく、弱くなっちゃいますね。

日頃からの練習頑張ります!

 

そして今回はリクエストでムエ・カッチューアって何ですか?

と、いただいたので合わせてミャンマー・ラウェイと一緒にご説明させていただきます!

ムエ・カッチューアとは!?

トップの総論にも書きましたがタイ語でムエは格闘技、カッチューアは麻の紐を意味します。

麻の紐を巻いて戦う格闘技なのでムエカッチューアという名前なのです。

 

対するミャンマーのラウェイですが、ビルマ拳法のことでラはミャンマー語で拳、ウェイは戦いを意味します。

 

今から400年ほど前、タイがアユタヤ王朝の時代に隣国のミャンマー、当時のビルマと戦争をしていました。

その戦争の際、武器などがなくなった時に使われていたのがタイのムエタイの元になるムエ・カッチューアという武術です。

何故麻紐を巻いて戦うかというと、まだバンテージがなかった時代なので直接相手を殴ってしまえば拳が折れてしまうで、代わりに麻の紐を巻いたのでムエ・カッチューアと呼ばれるようになりました。

そして対する隣国のミャンマーで使われていた武術が『ラウェイ』というものです。

この二つはほとんど同じ武術で、基本的なムエタイの技である、拳、肘、膝、足に加えて頭突きや金的や眼突きなどが混ざった、最凶の立ち技格闘技と言われています。

現代のムエタイでもバランス崩して、試合中に転んでしまうととても印象が悪いです。

それはムエタイが元々戦場格闘技であり、転んでしまえば、槍で突かれたたり、足で喉を蹴られたり、踏まれて殺されてしまうので、転ぶことは死を意味する。

という、名残で時にはダメージよりも転ぶことをよくないと判断するジャッジもいます。

美しいムエタイの技術の裏にはこんな恐ろしい歴史もあるのです。

 

そしてこれがキックボクシングの起源であるムエタイのそのまた起源なのです。

今尚残る過激な試合!

ムエカッチューアやラウェイは今なお行われています。

 

カッチューアは麻紐は変わらず、目つきや金的をなくて、頭突きはあるルールの試合が多いです。

KOしない限り、判定はなく、ドローというものが主流です。

ミャンマーラウェイは金的もあるなど、ちょっとだけルールが違ったりしますがこちらも現代でも続いています。

 

そしてTHAI FIGHTという大会が今尚タイでも人気です。

こちらは頭突きや金的などはありませんが、現在のムエタイルールでグローブの代わりに麻紐を巻くというものです。

セーンチャイなども出場しているので是非検索してみてくださいね。

 

またカッチューア対ラウェイの試合も国境で行われており今尚人気が高いようです。

私も一度はカッチューア参加してみたい!と思いならがら引退してしまいました。

機会があればチャレンジしてみたいと思います!

日本でもラウェイは行われていた

2〜3年前に日本でラウェイの大会が行われていると一時期話題になりました。

しかし長くは続きませんでした。

過激なルールなのでみたい方たちは多いでしょうが恐らく『日本の血を放送できない』文化からスポンサーなどがつきにくかったのかと思います。

どれだけ内容に差があっても、KOしない限りドローというルールも受け入れ難かったのかもしれません・・・。

後書き

もしタイやミャンマーを訪れる機会がありましたら是非とも一度見ていただけたらと思います。

YouTubeなどにも動画があると思うので見ると、とても原始的ですが、刺激的だなあと思うのではないでしょうか(笑)

日本人でも現地で試合をする勇者は稀にいますので、目指して頑張ってください!

それではまた!

関連記事など

YouTubeで一番優しいキックボクシングの基礎動画を配信しています!よろければチャンネル登録もお願いします!

YouTube 『KickTimesチャンネル』はこちら

関連記事:アマチュアキックボクシング・試合の勝ち方!

関連記事:キックボクシングのパンチを相手に当てるテクニック!

関連記事:キックボクシング『マススパーが恐い人とマススパーで力む人の為のレンチューン』とは!?

関連記事:KO量産!?急所を的確に狙う場所は分かっていますか。

関連動画:キックボクシングのジャブってどんなパンチなの?

関連動画:サンドバックトレーニング解説動画をUPしました!

関連動画:新米トレーナーさん必見。人にバンテージを巻いてあげる方法!

関連動画:これからキックボクシングを始めたい方、始めたばかりの方へ向けた動画を作成しました!

関連動画:キックボクシング・基礎のディフェンス動画まとめ

関連動画:キックボクシングで大切のは『軸!』概念をわかりやすく説明します!

関連動画:キックボクシング!コンビネーションと言えばヨーロピアンコンビネーション。

 


The following two tabs change content below.
プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

関連記事

  1. キックボクシング・マススパーリングが上達するコツと注意点を紹介!

  2. ボクシングとキックボクシングのパンチテクニックや構えの違い!

  3. キックボクシングの距離感を理解して上手に相手と戦おう!

  4. キックボクシングで10発打って何発当たる攻撃を打てる?フェイントを覚えよう!

  5. KNOCK OUTを見て気づいたタイ人選手の強さの秘訣について

  6. 編集長が選ぶ!絶対にこのミドルキックを見ずには死ねない注目選手を紹介!

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

スポンサーリンク

  1. ジムオープンしました!Personal Kick Studio Nへ是非お越しくださ…

    2023.02.19

  2. キックボクシングは継続によって誰でも上達することができます!

    2022.08.05

  3. キックからキックのコンビネーションを打つコツを紹介します!

    2022.08.03

  4. キックボクシングジムでトレーナーとして働いて良かったこと!悪か…

    2021.11.29

  5. キックボクシングの試合では前蹴りは高さを分けて使うことで有利に…

    2021.07.11

Kick Times事務局

〒160-0022

東京都新宿区新宿6-2-4-112

TEL:050-3161-9449

Mail:info@kick-times.com

担当:能見