キックボクシング・ローキックの蹴り方とディフェンス!

このページの総論

まずはローキックで狙うところと自身の当てる部分を正確に把握できることが大切です。

ローキックは低いところを蹴るの早く蹴れて、体の硬い方にも蹴りやすい技ですがディフェンされることも多い技です。

内ももを蹴るインロー、外腿を蹴る外ロー、相手の奥足を狙う奥足ローキックがあります。

足に蓄積したダメージは試合中に抜けることはほとんどありません。

沢山練習してディフェンスされない強いローキックを身につけましょう。

先書き

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さてさて今回はわかりやすいタイトルですね。

ローキックです。

蹴り技の中でも一番使いやすい技ではないでしょうか。

そんなローキックの蹴り方について解説させていただきと思います。

まずこれは押さえておこう!

ローキックを蹴る上で大切なことが2つあります。

1つ目はしっかり自分の脛を相手に当てること。

よく始めたての方や初心者の方は脛ではなくて、足の甲でローキックを当ててしまいがちです。

甲は骨が薄く怪我をしやすいし、相手にダメージを与えずらいのでしっかりと脛で蹴り込むように意識をしましょう。

脛当てをしたマススパーリングではわかりづらいかもしれませんが、強めのスパーリングや硬いサンドバックを蹴る時にも脛の方で蹴ってしまうとヒビが入ったりということもよくあります。

 

2つ目はしっかり大腿部を狙うこと。(太もも)

ローキックには簡単に分けて2箇所を狙って蹴ります、太ももの内側の部分(内もも)と太ももの外側部(外腿を)狙って蹴ります。

たまに相手の膝や脛の部分に蹴っている人を見かけますが、初心者の方はまずは大腿部をしっかり狙って蹴れるようにしましょう。

理由はその部分が相手を倒すのに一番適切だからです。

膝の裏や脛の筋肉を狙って蹴る技術もあるのですが、的が小さいのでとても正確に蹴る技術が必要です。

膝や脛に当たってしまうと蹴った方が怪我をしてしまう可能性の方が高いので気をつけましょう。

どんな種類のローキックがあるの?

ローキックにも色々な種類があります。

細かい蹴り方については動画の方を参照していただければ幸いです。

 

右利き同士でしたら、自分の前足で相手の前足を狙うインローキック。

インローは一番相手に近い自分の足で、相手の自分に一番近い相手の前足(内もも)を狙うので、リズムを作ったり、距離を計ったりするのに用いれることが多いです。

基本的に内ももは急所がなく、脛で強く蹴っても効かすことは難しい部分です。

強く蹴るよりも早く蹴ることを意識する技で、空振りしても戻りが早いのでリスクが少ないのがメリットです。

なのでダメージを狙うというより次の強い技に繋いだり、相手の意識を分散させたり、ペースを握る良いな役割の方が大きいでしょう。もちろん本当に強い人なら内ももでも筋肉には違いないので効かすことはできます。

 

自分の利き足で、相手の前足を狙う外ローキック。

自分の利き足なので、強いパワーで相手の急所のある太もも外足部を蹴ることができるローキックですね。

外足部には急所があるので、ディフェンスができないと効かされてしまい、次第に立てなくなっていきます。

なので自身も効かされることが無いようにしっかりとディフェンスを練習しましょう。

本当に強い選手であれば3〜4発位で明らかに相手を踏ん張れないようにすることもあります。

急所がある部分を狙って蹴るローキックなので、しっかりと脛を埋めて強くけれるように練習しましょう。

ローキックは蹴りやすい技なので、ディフェンスされることも多いです。

ディフェンスされないように、コンビネーションを繋いだり、フェイントを用いることで当てやすくもなります。

 

相手の利き足を狙う奥足ローキック。

相手の後ろ足を狙うローキックを奥足ローと言います。

奥足を蹴るのにはテクニックが必要で強く蹴るのも結構難しいものです。

難しいので蹴る人も少なく、蹴られていない足を蹴られるととても効いてしまいます。

ローキックでダウンやKOをとる選手などはこの奥足がうまい選手が多いです。

奥足のローキックは相手に近づかなければならない分パンチをもらってしまうリスクもあります。

ローキックのディフェンスはどうするの?

ローキックは人間が一番だしやすいキックです。

試合で一度もローキックを蹴らないなんて試合はほとんどないでしょう。

自分にも向かってそのローキックが飛んでくるので普段から自身を守るディフェンスも練習しましょう。

相手のローキックに自身の膝の正面をぶつけてブロックするカット。

相手のローキックに合わせて自分の前足を引いてかわす透かしが一般的です。

カットは脛より硬い膝をぶつけることにより相手の脛を破壊したり、上達すればカットの後に攻撃を返しやすいというメリットがあります。

カットが間に合わないと効かされてしまったり、カットした足も痛かったり、足を流されてバランスを崩してしまうこともあるので注意しましょう。

透かしはノーダメージで相手のローキックをかわすことができますが、リターンが若干遅れてしまうデメリットもあります。

そのタイミングによって使い分けられたら良いですね!

後書き

基本的には上記のような蹴り方とディフェンスが一般的ですが、カーフキックや膝裏を狙ったローキック。

ローキック自体も踏み込み方や、軸の使い方にも種類があり、とても奥が深いものです。

使えれば強力な武器になるので、しっかりとサンドバックなどを蹴り込んで、強力なローキックを覚えて、

逆に自分が当てられることがないようにしっかりとディフェンスの練習も行っていきしょう。

 

いつも読んでくださりありがとうございます!

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プロムエタイ選手として日本とタイで試合を重ね、現在は格闘技のトレーナーをしながら業界初の格闘技コンサルタントとして活躍中。 NO KICK NO LIFEやLumpineeBoxingStadium of Japan認定レフリーとしても活躍。 女性の為のキックボクシングプログラム・Beauty Kick Projectディレクター。 特技はWEB制作で、趣味はカフェ巡り。

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